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海底を掘削している時、船体は常に風、波、海流の力で位置が変わります。あまりにも大きくずれると、ライザーパイプ、掘削パイプが折れる危険があります。
ちきゅう号では、GPSや海底に設置したトランスポンダから位置のずれを検出し、船底の6基の首振りスラスタで正確な位置を保持します。その精度は、センチオーダーとのことでした。
この話を聞いていたら、シンクロナイズドスイミングを思い出しました。見えない船底でスラスタがくるくると動いているのかなと思うと、愉快になります。