◎山形村内間木洞
岩手県久慈市山形地区にある内間木洞は、冬季に形成される氷筍のきれいな鍾乳洞として有名です。しかし残
念ですが一般公開はされておらず、一年に一回だけ2月の厳寒期に公開されていました。
現在整備されて一般の人が入れるのは100m程であり、その奥は専門家の調査研究目的でなければ入洞でき
ないとのことです。今回新聞報道により公開されることを知り、予約をして出かけてきました。
◎1968年の安家洞
岩手県岩泉町には、全国的に有名な龍泉洞と呼ばれる鍾乳洞があります。この龍泉洞から北に向かったところ
に岩泉町安家地区があり、大規模な鍾乳洞があることは地元の人にしか知られていませんでした。
この未知の鍾乳洞に本格的な探索の目が向けられたのは、1951年に地元有志や岩手県の山岳協会の方々
による鍾乳洞探検が始まったのが最初のようです。当時は発見され調査されたばかりであり、一般公開はもち
ろんのこと、観光目的の入洞は出来ませんでした。
◎安家洞 2
37年前に訪れた安家洞画像を整理していたら、現在の安家洞の様子を知りたくなり訪れてきました。あれから
37年経過しているので、どうなっているのかなと言うことと、今回はカラー画像で記録したいなと思ったからです。
夏休みに入り、観光シーズンでもあるので人出を予想しましたが入洞者は私一人、のんびりと500mを往復し
カメラに納めてきました。
◎氷渡探検洞
氷渡洞(すがわたりどう)は、安家洞から更に奥にある鍾乳洞です。発見調査は安家洞と同じ頃で、その洞窟の
存在は山田にいたときから知っては居ましたが、入洞する機会がありませんでした。何しろ家から一日がかりの
コースになることも理由の一つでした。
氷渡探検洞とあるのは、他の鍾乳洞とは違い観光目的では入られない事と、予約による許可制を取っているた
めです。文字通りの探検洞は、完全装備の服装で暗黒の中をヘルメットのライトだけで洞窟内を歩きます。歩く
と言うよりも、這いつくばって穴をくぐり、ほとんど垂直に近い崖の上り下りをしながら500mの探検コースです。
苦労して到達した場所の光景は、言葉では表せないくらい感動的なものでした。しかし、閉所恐怖症、高所恐怖
症、暗闇恐怖症の方にはお勧めできません。自分の身の安全を、自分が守らなければならないからです。
◎岩泉・龍泉洞
日本の三大鍾乳洞の一つと例えられる岩泉町・龍泉洞、HP鍾乳洞シリーズを作成していて気になっていました
が、先頃やっと行ってきました。海岸に住んでいた若い頃を含めて、今まで何回もここを訪れていたのですが、
きれいな写真が撮れなかったことなどから足が遠のいていた鍾乳洞でもありました。
第二部として、新しいコースである第三地底湖ホールからから登る、通称三原山の周囲で見られる画像を紹介
いたします。ここでは公開が比較的新しかったこともあり、つらら石や石筍がきれいな形で保存されています。
◎住田町・滝観洞
かなり以前に行った滝観洞ですが、新しい目で様子を見たくなり上有住まで走りました。しばらくぶりに住田町か
ら入った上有住駅付近は、新しい規格の道路が出来つつあり巨大なトンネルが見えてくる。完成すると駅の近く
は地表を走るので、今にすごく行きやすくなるだろう。
滝観洞は自分一人の貸し切りで、25年ぶりの入洞になりました。800円を払って入洞しましたが、係の女性が
入り口迄一緒に来てくれた。洞窟の鍵かなと思ったら、何と何と電源ボックスにスイッチを入れてます。内部の照
明だとのこと。「ごゆっくり」と言われて中に入る。冷気顔にぶつかってくるのが気持ちが良い。
◎白蓮洞
◎幽玄洞
幽玄洞は(岩手県一関市・東山町)、鍾乳洞としてはごく最近になって発見され、昭和56年から公開された新し
い洞窟です。あまりの近場だったので以前から知っては居ましたが、その場所を通過することがあっても訪れて
は居ませんでした。
北上山地の南端にあたるこの場所は、渓谷美を誇る猊鼻渓やセメント原料になる石灰山があります。資料等を
整理しながら絶句したのは、日本最古の地層と化石が見られる驚くべき鍾乳洞でした。何しろ、3億5千万年前
の地層がむき出しになっていて、当時の生物が化石となって見ることが出来るのですから・・。
◎東山観音窟
※龍泉新洞
龍泉洞の反対側に新しく発見された鍾乳洞です。内部はもの凄くきれいであり、白一色と言えるフローストーンの
織りなす景観に見とれてしまいます。本当に残念ですが全面撮影禁止となっており、自分の眼に焼き付けるしか
手段がありません。いつに日にか撮影許可が下りるのを待つのみです。
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