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このページでは、東山観音窟の鍾乳洞的要素を探ってみました。しかしうっかりミスをして、マグライトを忘れてしまいました。照明のない洞窟ですが、外部からの光で何とか肉眼でも分かります。私のねらいは、入り組んだ壁の陰に、フローストーン的な物がないのかなと言う欲張ったものです。仕方ないので、暗いところにストロボを向けて撮影してみました。

家に帰り画像処理してみたら、新しい発見がありました。明らかに浸食された石灰岩のつるりとした壁に、幽玄洞にあるフローストーンと同じ色のものがあります。考えてみたら、幽玄洞と川一つ離れた場所ですから、作られた当時は繋がっていたと見て良いのかなあと思います。

それとあまりにも近いところでの撮影なので、かなり絞り込まないと部分的にピントが甘くなっています。また出掛けて行って、鍾乳洞の要素を探し納得できる画像にしたいなと思います。



フローストーン 1 通路の脇に、所々入り組んだ支洞のようなところがあります。もちろん中に入ることは出来ませんが、何があるのか興味津々でした。

浸蝕された石灰岩の部分に、浸蝕される過程で作られたと思える部分があります。明らかに周囲とは色が変わっているので、興味があります。
フローストーン 2 昔の観音様が祀られている所は、洞穴内にある奥まった窪みの部分です。中には入られませんが、奥に広がっているのが分かりました。

かなり狭いのと奥まっているので、カメラを窪みに押し入れて撮影しました。(観音様驚かせてご免なさい)

画像処理をして思わず絶句です。ありました・・、フローストーンの部分です。最初にも書きましたが、幽玄洞にある化石のあった場所と同じ状態でした。

石灰岩の上に後から生じたフローストーンが、その後の変化により削られています。もしかしたらこの場所にも、ウミユリ等の化石があるかも知れません。
フローストーン 3 岩壁に模様のように白い部分がありました。ここに触ると、ざらざらして石灰の様に手が白くなります。これもフローストーンが作られて風化し、ざらざらになっていると思われます。

この洞穴は風の通りがよいので、水気がなくほとんど乾いた状態でした。
フローストーン 4 この部分だけを見ると、内部にフローストーンが生じひだの様にも見えますが、詳しいことは分かりません。色が変わっているのに興味があります。
フローストーン 5

明らかに鍾乳洞だと言える部分です。つるりとした石灰岩の壁に、色の違うせり出した部分があります。諸々の鍾乳石が、これから発達する過程だと思いたくもなります。

 

フローストーン 6 フローストーンの部分ですが、じっくり見たら洞穴サンゴの部分がありそうです。

昔の子安観音様

お気に入りの画像です。内部の奥まったところに、ひっそりと祀られている石ですが、拡大してみると仏像でしょうか、かすかにその姿が浮かんできます。

この刻まれたお姿は子安観音(マリア観音)様なのでしょうか、昔から人々の願いを一心に受けて、ひっそりと安座しているのに感銘しました。

花が飾られているのは、常にお参りする方々が来られていることです。入洞料は定められてはいませんが、入洞料の意味を含めて幾ばくかの寄進をし拝んできました。

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