背景画像アルバムに戻る


ビワの葉に着いた二本のつららです。拡大すると、つららの内部構造が見えてきます。

NO.209 冬のビワの葉とつらら

あと十日で今年も終わります。大震災のあった春、そして暑い夏が過ぎ秋になり、被災地はこれから厳しい冬を迎えることになります。

この頃毎日降り続く雪です。日中の道路こそ溶けてはいますが、周囲は一面の雪原に変身し根雪になりそうです。

家の庭に、実生から育てたビワの木が三本あります。本来ですと暖地向きの植物ですから冬に弱いと思っていましたが、毎日の寒気や雪の中できれいな緑色を見せてくれています。

不思議なことですが、緑の葉っぱに雪が積もり気温の上昇と共に雪が溶けていきます。溶けた雪は水滴となって落ちてきますが、葉のへりから地上に落ちながらつらら状になります。

つららが葉っぱに着いたまま長く伸びていきます。太さは5ミリほど、長さが7センチぐらいあります。軒先のつららと違い先端部が丸いのです。つららの中には、凍るとき取り込まれた空気の柱がきれいに見えていました。

不思議だと書いたのは、当地ではいくら冷え込んでもビワの葉が凍らないことです。生きている証なのでしょうか・・。

            (2011.12.20 撮影)

                                                  ← 戻る      次へ →