NO.214 雪の造形・白い狐
今年の雪は・・?と問われると、例年より多いのかなあと応えたくなります。積雪量は例年ほどですが、毎朝の除雪がいつもより多いのです。
一面の雪景色は白一色であり、見た目にはきれいでも画像で記録するとなると容易ではありません。庭先のビワの葉の雪とつららを撮影したり、家の周辺を探せばそれなりに納得できる材料があります。
その極めつけですが、ひょいと外を見たとき目に入ったのが白い狐の姿でした。しだれ桜の曲がりくねった幹に着いていた雪が部分的に溶けだし、創り出した白い狐の姿です。
胴体はやせ細っていますが、特徴的な耳と尻尾がピーンと立ちあがり、細いのですが手足もついています。側に行ってじっくりと観察し、曲がった枝先が口の位置に来るようにして撮影しました。
寒い日が続いたせいか、一週間ほどそのままでしたが、ここ二三日温かくて片方の耳が溶けだし、昨日は長い尻尾も消え、今日の温かさで完全に消え去りました。
庭先の白狐と観た私ですが、ご覧になった皆さんはどのように思われますか。
(2012.01.18 撮影) |