NO.277 開花間近・カタクリの花
春の訪れの第一番、お空には白鳥の北帰行、雪の溶けた野原にはカタクリの開花、私の感じる春一番です。
今年の春の訪れは天候変動が大きすぎ、暖かくなった次の日には雪降りが珍しくはありません。
しかし、私たちが感じる気温変化とは別に、生物たちの春の訪れは少々の時間のずれがあるものの、間違いなく体内時計によって実現するから不思議なものです。
私の野草園の片隅に、時間をかけて育ててきたカタクリの一群があります。種から発芽させ、開花まで早くて七年前後の時間が必要です。
せっかく開花したので、翌年を楽しみにしていても発芽すらしない。野ねずみの冬場のエサになるからです。自然の中で自生できることは並大抵ではないということの教訓です。
この画像は、何故かこの株だけ花芽がいち早く出て、開花寸前の様子を見せてくれていました。他の株はやっと花芽が出かけた所です。場所によってかなりの違いのあるカタクリの出芽です。
(2014.04.01 撮影)
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