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温水路・・川底に段差を何カ所も設置し水の流れを空気に触れさせ、水温を上昇させる仕組み。

NO.291 八幡平市・松川温水路

夏の異常とも言える高温続きで、水稲の生育は例年より早く稲穂が垂れ下がり黄ばんできたこの頃です。

先頃の事でしたが、近くにある江刺猿ヶ石土地改良区の用水施設である調整池を見学してきました。説明された係の方から、八幡平市の温水路がおもしろいですよと教えられ出かけてきました。

温水路とはあまりなじみの無い言葉ですが、文字通りに水路で水を温めるというものです。

八幡平市松川の場合、灌漑用水に利用するには雪解け水で水温がかなり低いと言います。そのための水温上昇施設とでも言えそうです。

松川の水を高い所から一気に流すのではなく、川底に段差を何カ所も設置し水の流れを空気に触れさせ、水温を上昇させる仕組みです。

温水路により約2.7℃の水温上昇が見込まれている。延長1300m、水路幅20m、水深0.45m、落差工35カ所。

温水路のある場所は、八幡平に行く時に必ず通っていた道路脇にあります。今まではほとんど通過するだけでした。

            (2014.08.25 撮影)

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