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早くも羽化したアゲハチョウの頭部の様子です。

NO.401 早すぎたアゲハチョウの羽化

三月に入り、毎日暖かい日差しに恵まれている岩手です。暖かい日差しの毎日は老人の私にとって嬉しい限りなのですが、生物の世界では誤算が生じていました。

南向きのガラスサッシの内側と障子の間で、なにやらうごめく影が映り込んでいます。何だろうなと思い気をつけて見たら、何と何とまだ生まれるはずの無いアゲハチョウでした。

我が家の庭にはアゲハの食草になるカラタチを植えています。たっぷりとカラタチの葉を食べ、丸々と太った幼虫は7m程離れた家の壁まですたこらすたこらと歩き、適当な場所を見つけてサナギになり春を迎えます。

サッシガラスの隙間から家の中に潜り込んだ幼虫です。暖かい日差しを浴びて、一足以上早い親への羽化が見られたのでしょう。障子とガラスの間で飛び交い、私の目に触れたことになります。

それにしても早すぎたアゲハチョウの羽化でした。放置しておけば間違いなく死に至るアゲハチョウです。ティッシュペーパーを水で湿らせ、ハチミツを混ぜて皿に入れ、箱を用意してアゲハチョウを入れておきました。

いずれは生活が出来なくて死んでしまうのですが、少しでも延命効果があればと期待してのことでした。

            (2019.03.03 撮影)

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