NO.16 小正月みず木飾り 1
1月15日は小正月と言われ、古き良き時代の人々にとって楽しい行事がありました。
どこの家でも、山から赤い色のみず木を取ってきて、団子や餅を丸めて木の枝にくつけ、きれいなお飾りを作りました。
起源は色々あるようです。繭玉のように作ったものは、養蚕の仕事がうまくいくようにという祈願でしたし、広くは豊作祈願や家内安全、商売繁盛の願いにつながっていました。
この伝統的な行事は、時代の変遷と共に忘れられてしまいました。今では、昔のことを知っているお年寄りの家庭や、子ども達の地域行事として復活しているようです。
この画像は、叔母の家の床の間に飾られたものです。団子ではなく、ウエハース状のお飾りで作られていました。
(2006.01.23 撮影)
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