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NO.67 毛越寺延年の舞・若女と禰宜から

NO.67 毛越寺延年の舞・若女

平泉毛越寺の延年の舞は、あこがれに近いものがありました。今まで撮影したくても、入場禁止や撮影禁止ということが多く、その場に居合わせても撮影出来なかった事にもあります。

春の藤原まつり、あやめ祭りで舞が披露されることを知り二回ほど訪れて撮影しました。

この延年の催しは、平安から奈良・室町と長く古代中世から行われてきた行事で御座います。若女(若い女)禰宜(神官の禰宜)舞は、この若女は別名「板東舞」とも言います。板東(関東地方)から巫女がこの東北に下ってきて、魔多羅神の神前において舞を舞ったさまをうつしたと言われております。(※現場での解説から)

僧侶が若女の装束で、扇と水干(すいかん)を持って舞いますが、伴奏等はありません。しーんとした中で聞こえるのは、水干の鈴の音と足踏みをする「ドン」という音だけです。

たまたま何回か雷が鳴り、静かな雰囲気を壊しましたが、それはそれですごい趣がありました。詳細は後日紹介したいと思います。

         (2007.06.24 撮影)

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