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数ある出店の中で、私が気に入ったのが竹細工店でした。二軒ほどありましたが、大きなカゴやザルがぶらりぶらりと吊り下がっています。

子どもの頃、ざっこ取りするために欲しかった「ド・・・川魚を捕まえる漁具。割竹をかご状に編み、魚が入ると、出られない仕掛けのもの・・・」、真似をしても上手く使えなかった「箕(み)・・・ふるい、穀物をあおり上げて殻をとる竹で編んだ農機具・・・」等がずらりと並んでいます。「ド・箕」は以前の農家にはどこにもあり、日常的に使われていました。

最後の場面に竹製のふるいがあります。私より年上の女性の方が、手にとって見ていました。一枚が三千円ですが、
店番のおばちゃんに聞いています。「なんぼまけるの・・」、おばちゃんは店の奥に向かって「お父さん・・」と呼んでいます。これを作ったご主人が出来ました。やっぱり「三千円です」と言うことでした。実際にいくらで購入したかは分かりませんが、この値引き交渉が互市の売りだと思います。売る人と買う人、会話の様子が見ていてほのぼのとしたものを感じるからです。

懐かしい川ザッコ取りに使う「ド」 腰に下げるかごで、私の地区では「はきご、ふご」と呼ばれています。 目の粗い竹かご
奥の方にザル、手前が竹製のふるい。 「箕(み)」ですが、殻などを吹き飛ばすために使われます。 値段の交渉です。手にとって見ているおばちゃんとお店のご主人。


刃物や農機具を扱う出店も何軒かありました。これから農作業で使う鍬(くわ)、唐鍬(とうぐわ・・・頭部が鉄で、木の柄をすげ、木を植えるときなどに使うくわ・・・)、三本鍬(・・・堆肥などを掘り起こすときに使う鍬・・・)が並んでいました。

切れそうな感じのする手打ち包丁は2800円でしたが、高いか安いかは私には分かりません。
金物屋の店です。大きなものから小さなものまで、色々ありました。 これから使われる鍬、とう鍬、三本鍬の農機具です。 手打ち包丁と柄に書いてありました。


お祭りや縁日には必ずある金魚さんです。特にも亀を見つけたとき、子どもの頃を思い出しました。亀が欲しかったのですが、買ってもらった記憶がありません。縁日では高かった(この亀は、大2000円、小1500円)のかなあと思います。何故か金魚や亀は、子どもの頃を思い出させるのです。

中央の鯉は、売り手のおばちゃんと買い手の男性との間で値引き交渉がありました。
おなじみの金魚の色々です。 ちょっぴり高い鯉でした。 懐かしい亀たちです。


最後になりますが、我が家のお目当ての商品がありました。体長2センチぐらいの沼エビをゆで上げたものです。この沼エビを知ったのは、一関市にある厳美渓・道の駅でモチ料理を食べたときでした。モチ料理のメニューに沼エビが入ったものがあり、あんこモチ、きなこモチ、ショウガモチ、くるみモチ、ごまモチ等とは違い、エビの歯触りがよく美味しかったからです。

一関市周辺の県南部では、お祝いの時にはモチ料理が必ず出され、様々な種類のモチ料理メニューがあると言います。一関市の厳美渓・道の駅を訪れた時は、モチ料理を堪能してください。セットでも、単品でも堪能できますので・・。なんか宣伝になりましたが、私が好きなものなのでお許し下さい。

秋の互市は、11月1日から3日まで開催されます。秋に訪れるのが楽しみになりました。

新田長沼・沼エビです。我が家のねらいはこれでした。 体長2センチほどの沼エビが、ゆでられてありました。
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