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         奥州市羽田町火防祭


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3月26日のことでしたが、奥州市に春の訪れを告げる祭りのトップを切って、水沢区羽田町で火防祭(ひぶせまつり)が行われました。この火防祭は、地域住民の防火、防災意識の高揚と地域活性化を図る為に、毎年厄年の人達を中心に町民が参加する祭りになっています。


奥州市水沢区消防団第8・9分団の皆さんの、整然とした気合いの入った「まとい振り」です。分団長の拍子木の合図でまといを振ったり、扇子をかざしての「木遣り唄」に皆さんは見とれておりました。あのまといは時代劇などでは見ますが、実際に振り回しているのを見たのは初めてでした。
羽田町火防祭まとい振り 1 羽田町火防祭まとい振り 2 羽田町火防祭まとい振り 3
羽田町火防祭まとい振り 4 羽田町火防祭まとい振り 5 羽田町火防祭まとい振り 6

鋳物太鼓保存会の皆さんによる演奏です。普通太鼓の胴体は、大きな一本の木をくり抜いて作られています。さすが鋳物の町羽田です。木の地肌とは違った黒光りのする太鼓が二基ありました。音については分かりませんが、その重さにはびっくりです。なんと一基の重さが90kg有ると言います。手軽にひょいと移動することが出来ません。重量物を動かすキャリヤーに乗せて、よっこらしょと動かしていました。その時の注意が「落とすなよー」でした。不幸にも落としたりすれば、鋳物ですからひびが入ったり割れたりするそうです。
羽田町火防祭鋳物太鼓 1 羽田町火防祭鋳物太鼓 2 羽田町火防祭鋳物太鼓 3

水沢区羽田町は本県を代表する鋳物の産地として知られており、鋳物鉄器づくりの歴史は九百年以上も前になると言われています。その鋳物の町の特質を生かした、全て鋳物による屋台「羽田町剣ばやし」が観客の目を引きつけていました。

長さ6m、幅3m、高さが4mぐらいで重さが4.5トンほどあり、屋台の飾りになる「鳳凰」や「龍」は全て鋳物で作られています。その緻密な細工と彩りは、名人芸を裏付ける見事なものでした。この鋳物屋台を引くのは、33歳年祝い「虎の介」の皆さんです。

羽田町火防祭剣ばやし 1  羽田町火防祭剣ばやし 2 羽田町火防祭剣ばやし 3
羽田町火防祭剣ばやし 4 羽田町火防祭剣ばやし 5  羽田町火防祭剣ばやし 6

羽田町火防祭歌謡ショウ 1 羽田町火防祭歌謡ショウ 2 羽田町火防祭歌謡ショウ 3
祭典にはおなじみの民謡・歌謡ショウが行われていました。メイン会場の道路一杯に置かれた、大型トラックの野外ステージです。道路にシートを敷き、やんやの喝采で歌謡ショウに見とれていました。右端の二人の女性は、地元金ヶ崎出身の「祐子と弥生」のお二人です。

私が現職当時は、金ヶ崎中学校の生徒さんでした。縁あって私もある教科を担任したことを思い出しました。現在は千葉県の行徳市にお住まいとのことでした。今後のますますの活躍を期待しています。