6月の中旬頃から、裏の畑に植えてあるくりの花が咲き始めます。やはり早生種の開花が早く、晩生種は下旬から咲き始めます。くりの花は雌雄異花であり、雄花が一斉に咲き始めた頃に雌花がやっと咲き始めます。
最初の画像は雄花で、次のニコマが雌花です。雌花の咲き始めは、本当に可愛い小さなイガの形をしています。この画像は六月下旬の撮影ですが、今は雄花が枯れ小さなイガが沢山付いています。去年は猛暑のためか、沢山のイガがつき秋の収穫には実入りがさっぱりでした。リンゴなどは実入りを良くするために摘果をしますが、くりの摘果は聞いたことがありません。
くりの花を撮影していて気がつきましたが、雄花の臭いにつられて様々な昆虫が飛んできます。またアブラムシが付いたりもしますが、ここにも、自然に生きる掟である共生や食物連鎖の姿が見られます。
この場合の最大の捕食者はアマガエルです。さすがにカナブンなどの甲虫は食べませんが、アブなどの小さな昆虫やアブラムシ、アブラムシから密をもらうアリをねらっています。小さな虫たちも生きていくのは大変です。
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