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森早生品種のいがとその上にある雄花の様子です。いがにはまだ花の部分が見えています。

NO.159 咲き誇るクリの花

6月中旬頃から咲き誇っていたクリの花、7月に入りやっとピークを過ぎてきました。クリの花の臭いはあまり心地良いものではありません。

この時期になると、植えてある十数本のクリの花の悪臭が気になります。今年は例年よりも臭いが強いのですが、裏を返せばそれだけ実付きのある花が多く咲いていることになります。

クリの花は雌雄異花であり、雄花は15センチぐらいの穂に90から150個ぐらいの花が着いています。雌花はあまり長くなく、根元に小さないが(実)を付けています。

開花期間が長く、しかも風媒花ですから雄花から発する花粉が飛び交い、これが悪臭の原因になります。

画像で見るクリの品種は森早生で、すでに受粉が終わり1センチぐらいのいがの状態になっています。いがの上の花が雄花になります。

たまたまですが、アリが花に寄ってきていました。風媒花よりは受粉効率が悪いのですが、アリの訪れもクリの花にとっては貴重なものだと思います。

           (2010.07.01 撮影)

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