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古民家前の池でこれから咲き誇る中尊寺ハスです。

NO.160 北上市・多聞院伊澤家

昨日の新聞で北上市和賀町にある多聞院伊澤家の池で、「中尊寺ハス」が咲き出したと言うことを知りました。

古代ハスの種類に入る中尊寺ハスは、藤原四代泰衡公首桶から見つかったハスの種を、大賀一郎研究室で発芽させたものとして知られています。

和賀町から秋田県山内村にかけて、歴史の道として名をとどめている秀衡街道は、平安時代末期に東北地方を治めていた藤原秀衡と、その平泉文化に関わって名付けられたとされている。

多聞院伊澤家は秀衡街道沿いにあって、仙人権現(久那斗神社奥宮)の別当であった。仙人権現は、仁平(にんぴょう)年間(1151〜53)に秀衡公が先祖の霊を久那斗神社に祀ったと伝えられている。秀衡街道にゆかりのある多聞院伊澤家に、平成14年5月に中尊寺から株分けして頂いたものです。

この地に初めて訪れましたが、静かな古民家前の二つの池に咲き出したハスの花と、これから咲き出す蕾が無数にありました。

国指定重要文化財になっている多聞院伊澤家は、昨年までは茅葺きの家でした。雨漏りがひどくなり、昨年トタンをかけたと言います。
           (2010.07.10 撮影)

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