NO.173 初冬の柿の実
間もなく12月に入ります。家の回りの落葉樹はほぼ葉っぱを落としつつあります。そうなると青空の下に映えるのが取り残された柿の実です。
ほとんどの家には昔からの柿の木があり、渋柿を採って皮を剥き干し柿に加工します。色が変化し白い粉をふいた干し柿は、昔から冬場の甘い食べ物として珍重されてきました。
ですから、ほとんどの家の柿の木には実が残ってはいません。そして、軒先には干し柿のすだれが下がっています。
と言うことは、木になっている柿の実は干し柿にもならない柿の実と言うことになります。野鳥の格好のエサと言えそうです。
我が家の柿の実は、渋柿ならぬ甘柿です。五年前に植えたのですが、三年目に実が三個つきました。放置しておいたら、すごく甘い実になっていました。
四年目は数えるほどしか実が付かず、五年目の今年は夏の猛暑のせいでしょうか、枝が折れるほどの実が付き慌てて半分ほど摘果しました。
品種は忘れましたが、富有柿ではありません。北国では甘柿は育たないとも言いますが、そのまま食べても美味しい柿です。
(2010.11.26 撮影)
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