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迫力ある諷誦の舞の一場面です。兜のしころ板を意識したことは今回が始めです。

NO.175 早池峰岳神楽・諷誦の舞

荒舞の中で最も激しい演目で、高天原の荒神が、四方鎮護、七難即滅、悪神悪魔を退散させる様を舞ったものと言われます。この荒神は勇猛な武甕槌命とか、天尾羽張命とも言われています。

囃しと舞手の動きがぴたりと決まる場面が何カ所かあり、見事に決まったときには、観客の掛け声や拍手が場を盛り上げる人気の舞です。

(※早池峰神楽鑑賞ガイドより)

舞納めで観た大好きな諷誦の舞の一場面です。普段は頭につける鳥兜のしころ板(羽)は垂れ下がっていますが、急にしゃがんだときは羽ばたくように見える瞬間があります。

いつ観ても惹き付けられる、激しい諷誦の舞は私の大好きな演目の一つになります。

舞いの解説にもありますが、高天原の荒神が四方鎮護、七難(火事・水難など七つの災難)即滅、悪神悪魔退散の舞いと言います。

すべての災難を他力本願するつもりはないものの、神頼みをしたくなる世知辛い世相です。   (2010.12.17 撮影)

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