NO.178 厳冬のモクレン冬芽 
         
        厳しい毎日が続き、暖房用の灯油を購入するためにスタンド通いが続きます。暖房の少ない子どもの頃は、寒ければ衣類を沢山重ねて着ていました。 
           
        野生の動物達は冬眠したり、ねぐらにこもって活動が鈍くなります。移動できない植物は、どうやって厳しい寒さから身を守るのでしょうか。 
       
    外は厳寒のまっただ中、家の周りの木も葉を落とし(落葉樹の場合)静かに春の来るのを待っています。木々の枝の部分に注目すると、固い殻に被われた冬芽を見つけることが出来ます。 
       
      吹きさらしの雪の中で、モクレンの枝先に綿帽子のような冬芽を見つけました。白っぽく輝いていますので、雪の塊かなと思いましたが違います。 
           
        高価な毛皮のコートをまとったような頂芽(花芽)、その下には葉芽が寄り添うように見えています。まだ、一番早いネコヤナギすら雪の下ですから、驚きの発見です。 
           
          それにしても暖かそうなコートをまとった花芽でした。マクロレンズを使用し家の中で撮影しましたので、少々赤っぽくなっていました。 
             
                     (2011.01.23 撮影) 
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