NO.279 岩手山頂上付近の鷲形
4月25日、盛岡市イオン駐車場から岩手山を眺めました。くっきりとした岩手山、しかし空気が春特有のかすみがかりすっきりとはしません。
頂上の右下に、鷲が翼を広げて止まっているように見える部分があります。この模様は三月末頃から見られる様になります。この画像から鷲の翼の形がお分かりでしょうか。
うん十年前の学生時代、何回か登った岩手山です。ご来光を見るために外輪山尾根東部分に座っていましたが、地熱がかなりあり尻が熱くなった覚えが残っています。
この外輪山尾根東側に積もった雪が地熱で溶ける時、盛岡方面から見ると雪の溶けた黒い部分の模様が、あたかも翼を広げた鷲に見えるのだそうです。
昔の人は朝な夕なに岩手山を見上げ、溶け去る雪の溶け具合の模様を見上げながら、鷲が翼を拡げ覆い被さった姿に春の訪れを感じたのだろうと思います。
「岩鷲山」と言う別名がありますが、昔の人の気持ちが分かるような気がします。
(2014.04.25 撮影)
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