NO.378 実りますかビワの実?
子どもの頃ですが、陸前高田市で育っ私は道端に生育しているビワの木に実がついていることを記憶しています。
人目を忍んでもいで食べたこともあり、家にビワの木があったらなあと思っていたことがあります。
しかし、広田は岩手の最南端の南国であり、内陸部の江刺では冬期間の寒気で凍結し生育は無理であると思っていました。
今から十数年以上前のことになりますが、何かの都合でビワの実を食し、食後に残された大きな種子をダメ元で地植えをしたことがありました。
三個の種子から発芽しかなり大きな木になりましたが、冬期間の寒気で凍結し二本が死んでしまいました。かろうじて残された一番ひ弱な木が大きくなり、今では2mを越すほどになりました。
11月の始め、気がつかないまま放置しておいた木に、何とビワの花と思える膨らみが五ヵ所ばかり着いているではありませんか。ネットで調べた花の様子とは違いましたが、もしかしたら花が咲いたのではと期待しました。
11月の末ですが、心なしか丸く膨らんできました。・・・タイトルを「実りますかビワの実?」・・・と題しましたが、願わくば初めての実生である「ビワ」になって欲しいと見守る毎日です。
(2017.11.30 撮影)
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