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雪融け水を流す厳美渓上流の様子です。左側に、削られた窪みの痕(甌穴)が見えています。

NO.55 早春の厳美渓上流

しばらくぶりの晴れ間に誘われ、一関市の西にある厳美渓まで出かけてきました。

ここ厳美渓は、一関市内を流れる磐井川の上流にあたり、固い岩盤を水の流れが浸蝕し狭窄部を作り、素晴らしい渓谷美を見せてくれます。

左側に削られて窪んだような部分がありますが、川底の窪みに取り残された石が回転し、周囲を丸く削り取った甌穴(おうけつ・・ポットホール)の痕です。

上流にある登録有形文化財・長者滝橋(竹筋橋)から撮影しましたが、厳美渓本来の渓谷美は、ここから下流の部分になります。新緑・紅葉の候には多くの人出で賑わう場所です。

正面に見える道路を進むと、県境にある栗駒山まで行けます。現在は積雪で不通ですが、除雪作業が始まっていますので開通が待たれます。

          (2007.04.03 撮影)

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