location:uchinome.jpトップ>ウチノメアーカイブス>アーカイブス山田編>十勝沖地震津波>その3 |
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津波発生時の潮位が不明ですが、山田湾内で白波を立てて押し寄せる波はあまり見られないと思います。造船所にある廃船が、全部船体が出て、周囲の海底が完全に出ていることから考えますと、津波による潮位の変化は2メートルぐらいはあったと思われます。 津波による直接的な建物等への被害はなかったのですが、養殖用の筏や外洋にあった定置網への被害があったとお聞きしました。 |
津波、海岸で生活する人々にとって絶対に避けられない自然の災害です。当地山田でも、昭和8年の三陸地震津波、昭和35年のチリ地震津波が大きな被害を与えたことは周知のことです。人々の長い歴史の中で、有史以来の地震に伴う津波の悲惨な被害は数多くありました。2004年暮れに発生したスマトラ沖大津波の被害がテレビで報道され、自然の巨大なエネルギーの前には人間の力では及ばない自然の厳しさを感じます。 私は子どもの頃、陸前高田市広田に住んでいました。今でもはっきり覚えていますが、陸地の高いところの道路端に大きな石柱が立っており、その四面には地震と津波の関わりと避難の仕方について書いてありました。災害は忘れた頃にやって来るという名言は、海岸に棲む人々にとって絶対に忘れてはならい事だと思います。 |
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