location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>祭りアラカルト岩手東和・全国泣き相撲大会>その2


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競技の説明がありました。今日は5月5日こどもの日端午の節句でございます。いよいよこれから泣き相撲の取り組みが始まります。この場所の土俵には、かつて名横綱といわれた千代の富士も登っております。本日軍配を持ちますのは元幕内力の影虎関で、横綱千代の富士の兄弟子にあたります。


勝負は泣いた方が負けでございますので、泣かせないように、お父さんお母さん頑張ってください。検査役はどんどん泣かせる様に致しますので、ご承知おきを下さい。泣いても笑っても結構です。元気な姿を大神様にご披露出来れば幸いです。

最初に、「よーっ」のかけ声で豆力士を向かい合わせ、次の「よーっ」で正面を向かせます。勝負がつかないときは何回も立ち会います。このとき泣いた方が負けになりますが、その時の様子で勝負名が決まります。

立ち会い

「知らん振りで引き分け」・・と判定された様子です。抱かれてもまだ寝ている豆力士、泣きもせずじーっと相手を見つめている豆力士、見つめられても我関せずの豆力士。

行司役の影虎さんが名司会ぶりを発揮し、勝負の様子を紹介していきます。会場からは笑いと歓声が上がり、楽しい雰囲気にほほえましくなります。

知らん振りで引き分け 1
知らん振りで引き分け 2 知らん振りで引き分け 3

「泣きっぱなしで引き分け」・・土俵に上がるときから泣きっぱなし。そして「よーっ」「よーっ」の声が大きいので、びっくりして泣き出す豆力士・・。

この豆力士(女の子)はもの凄く泣き出し、よだれがあふれて抱いている検査役の腕がびっしょりでした。
泣きっぱなしで引き分け 1
泣きっぱなしで引き分け 2 泣きっぱなしで引き分け 3

「泣き崩しで※方の勝ち」・・やっと勝負がついた様です。片方の豆力士がもの凄く泣いているのに、どこ吹く風とばかりにすましている様子です。泣き声によっては、「暴れ泣き」という勝負にもなるようでした。

一回で勝負がつかないときは、何回もかけ声がかかります。正面を向いている二人の豆力士、どんな思いでいるのでしょうか・・。

勝負あった 1
勝負あった 2 勝負あった 3


今回のお気に入り画像です。大きなかけ声にも泣き出しもせず、天真爛漫な表情で相手を見ています。この笑顔は、会場の人々に何とも言われない暖かな雰囲気をもたらしていました。満1歳のお子さん達ですが、この笑顔を失うことなく、豊かな心をもって成長して欲しいなと願わずにはいられません。

境内の土俵周辺・会場からは、もの凄い赤ちゃんの泣き声で一杯になっています。お母さんから離されただけで泣き出すわけですから、赤ちゃんにとっては勝負以前に大変なことだと思われます。泣き相撲大会にお子さんを参加させた知人からお聞きしましたが、15,000円の参加料は高いが、「法被と記念品」そしてご祈祷があるので、子どもにとって良い記念になります・・とのことでした。
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