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パレードに向けて装束の終わった馬コ達は、可愛い稚児達を乗せて神社にやってきます。本殿前では礼拝をし馬コと家族の健康祈願や五穀豊穣を祈ります。乗り手の稚児達は、男の子は引き手の親方と同じ半纏を着て、頭にはねじり鉢巻き姿が決まっています。女の子は口紅を付けてもらい、姉っこスタイルで観客の皆さんをとりこにします。 早めに境内に入った馬コと稚児は、格好の被写体になり多くのカメラマンが注文を付けて撮影していました。 |
神社からかなり離れた麓の方からも、のんびりと何頭ものチャグチャグ馬コが集まってきます。ここでは親馬の後ろからついてくる子馬の姿を集めてみました。身体の毛が剃られて番号が付けられているのもあります。子馬は頭だけが飾られていました。とにかく可愛い姿ですし絵になりますね。 |
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今回この場所に来た大きなねらいは、雄大な岩手山を背景に盛岡市までパレードする馬コ達を撮影することでした。神社入り口正面も、すでに三脚が置かれ撮影場所確保が始まっています。私は岩手山が背景に見える絶好の場所である田んぼ道に行きましたが、90分前なのに良いところは三脚がずらりと置かれてあります。本当に良い場所は3時間ぐらい前でも難しいかなと思いました。 名子役たち・・・ チャグチャグ馬コの背に乗った稚児たちは、祭りを一段と盛りあげる名子役です。そして、「姉っこ姿」の女性や稚児が乗り手の主役です。特にも稚児は、人馬一体の名演技を見せてくれ沿道を埋めた観衆に向かってかわいらしい手をふると、大人たちも感激して手をふり返します。このような心の交流が祭りの魅力でもあるのです。また、一緒に歩く初めてデビューした子馬も人気の的です。 3年前に見た盛岡市内では疲れて馬コの上で寝ている稚児も居ましたが、寝ていても落ちないように帯でしっかりと鞍に結ばれているとのことでした。通りながら手を振る仕草が可愛いのですね。 滝沢村観光協会編集の「南部盛岡チャグチャグ馬コの記」より、パレードマップと予定時間を紹介します。はっきりと見えない部分もありますが、例年このコースと通過予定時間になっています。私が陣取ったのは神社を出てすぐの田んぼの中で、田園風景と岩手山をバックに馬コ撮影できる場所になっています。 9:30を過ぎた頃、チャグチャグ馬コパレードの先頭が見えてきました。先頭は大きな幟を手にした姉っこスタイルの女性です。そして白馬に乗った本日の責任者でしょうか、周囲の皆さんに手を振りながら通っていきます。道路までの距離は50m位ありますし、かなり離れているので横姿しか撮影できませんでした。でも、皆さん同じ条件ですから文句は言えません。 今年は雲が厚く、岩手山はうっすらとも見えてはくれません。パレード少し前には大雨になり、みんな慌てて離れた木の下に避難したくらいです。おまけにぐらりと来た地震がありました。 |
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ここからは、道路をゆっくりと進むチャグチャグ馬コと乗り手の稚児達を中心に紹介します。百頭の同じような馬コ達が通り過ぎていきます。岩手山が見えたら最高ですね・・、と東京から来られた女性の方が話されていましたが、想いは私とて同じです。そのためにかなり早く出て来てここに陣取ったのですから・・・。 |
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雑感です・・・ 8時43分頃、ぐらりときた地震で驚きました。一緒にいたみんなで、「あれーすげー地震だね、震源地はどこだろう・・」となりました。家に電話しましたが繋がりません。その内に誰かが、「奥州市だってよ・・」と叫んでいます。思わず、「私の家の方だ・・」と言ったら側にいた女性が「奥州市ってどこ??」と話しかけられました。思わず「あっちの方・・」と南を指さした私です。「平泉の近く・・」と言ったら、「あーそうですか」となりました。やっぱり世界遺産指定の話題で、平泉は全国区でした。 |
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