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ちゃぐちゃぐ馬っこの乗り手は、幼児から小学校の児童までのようです。きれいな可愛いあねっこスタイルに身を包み、15キロの道を4時間半かけて行進します。当日は小雨交じりでしたから、乗っているだけでも大変だったでしょう。しかし、ほとんどの子ども達は観衆に手を振っていました。

中には疲れて寝ている子もいましたし、お腹がすいておにぎりを食べている子もいました。乗り手ではありませんが、背筋をぴーんと伸ばして歩いていた外国人の女性もおりました。可愛いなと思ったのが、数頭の子馬の参加です。子馬はきれいには飾っていませんが、母馬の後を黙々と歩く姿はとても可愛くて、頑張ってーと声をかけたくなるほどでした。


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子ども達を乗せて歩く馬は、排気ガスの代わりに大量の廃棄物を出します。体が大きいですから、出す馬糞と尿の量は半端ではありません。しかも90頭の生きた乗り物です。私が小さい頃は、田舎の輸送機関はほとんどが馬車でした。馬がひきますので、道路には馬糞があちこちに見られたものでした。

ちゃぐちゃぐ馬っこの行列の最後で、この廃棄物処理係の人達が黙々と働いていました。ごみ運搬車が2台、馬っこの後に続きます。若い人達がちりとりを持ち、てきぱきと処理していました。若い女性も居ましたが、ちりとりとほうきを持ち素早く対処する姿には脱帽でした。
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