7月末の事でしたが、以前に撮影した安家洞の画像を整理していたら今の状態が知りたくなり、岩泉町安家地区まで走りました。盛岡から早坂峠を越えるコースで、ちょうど3時間ぐらいの距離になります。
37年ぶりに訪れた安家洞は、入り口の部分が整備されヘルメットを借用しての入洞です。以前は入り口が狭く、やっと入れるくらいの場所だったと覚えていました。入り口から中に入る崖のような部分が階段になり、多くはないのですが照明(簡単な蛍光灯)が点けられていました。歩きにくい石ころだらけの通路は、砂かコンクリートモルタルでかためられ歩くのに不便はありません。何カ所か低いところがあり、屈んだときにヘルメットが天井にぶつかり「がつん・・」と言う音がしますので、ヘルメットは必需品です。懐中電灯は必要ないくらいの明るさでした。
私が入洞したとき、一組の同年代のご夫婦と出会ったきりで、あとは洞窟の中は私一人です。最深部まで500メートル有りますが、それほどの難所はなく写真を撮りながら奥まで行きました。洞内のあちこちに緊急用の電話ボックスがあり、スピーカーからは音楽が流れています。
以前に見た石筍や鍾乳石はそのままあり、改めてすごいなと思いました。しかし、照明が多くなった分、光の影響で鍾乳石に緑っぽいコケ状のものが多く見られたのは残念でした。これは観光洞としては避けられない事なのでしょう。
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