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ここでは通路脇の壁面に見られるフローストーンを紹介します。ちょっと見ただけではただの入り組んだ岩のように見えますが、洞内に滴り落ちる水に溶け込んだ石灰分が、気の遠くなるような時間を掛けて作り出した自然の造形美と言えます。

洞内は、遠い原始の昔から、その大自然が今日の日まで皆様のお出でをこころまちにして築き上げた芸術品であり、西洋の大寺院のロマネスク建築、ゴシック建築、ミケランジェロの彫刻より巧妙で洗練された地底の宮殿の鍾乳洞です。(※洞内掲示板から)

残念に思うのは、薄暗い照明の下を通りながら、どれ位の人々が気がつき感動しながらご覧になっているかと言うことです。照明を明るくすればきれいに見える反面、時間の経過と共にコケ類の発生で緑っぽくなるのは避けられません。観光開発と洞内保存の両立しない一面が、厳しい現実としてここにあるからです。
フローストーン 1 フローストーン 2 フローストーン 3
フローストーン 4 フローストーン 5 フローストーン 6


洞内生成物が作り出した偶然の産物で、「亀岩」、「守り獅子」と名付けられていました。 亀岩 守り獅子


舗装された通路脇で見つけた「リムストーン」です。以前入洞した時の認識は、「つらら石と石筍」だけでした。

以前の私と同様に、単なる観光で来られた方にとっては、水たまりがあると言った理解だと思われます。
リムストーン 1


地底湖はいずれも照明が不十分で、水中への光量が不足だと思いました。以前の記憶では水が澄んでおり、ほとんど水底まできれいな色合いで見えていたはずでした。今回は水底を見ても、引き込まれるような色合いにはなっていないし、かなり不透明のようにさえ思われました。

第二地底湖では三脚を使い、スローシャッターで記録してみたが満足する結果になりません。何しろ天井からの雫でカメラが汚れてしまう。さらには三脚への結露があり、カメラも同様だと思われました。これは時期が良くないと判断し早々に中止せざるをえません。それと、かなりの超広角レンズでないと全体が画面に入りきれない。水が少なくきれいに澄んでいる、秋口から冬場に再度来るしかないのかなあ・・。つぶやきでした。

二番目と三番目の画像は第三地底湖です。二番目は自然光線、三番目はストロボで撮影しました。ストロボ撮影は壁面はきれいに出ても、水面下には光がいきません。さざ波状の様子が写っていました。
地底湖 1 地底湖 2 地底湖 3


地底湖までの途中にある、「玉響の滝」です。ここまでは確か、激流の上にある板張りの通路です。

流れる水の凄さは、見ていて怖いくらいです。カメラを落としたり、万が一にも「どぼん」と落ち込んだら大変なことになります。

最後の画像は、洞穴入り口から流れ出る清流の様子です。
玉響の滝 洞穴から流れ出る清流
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