金ヶ崎赤石堤の白鳥

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　　　　　　　　　　金ヶ崎・赤石堤の白鳥

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岩手県金ヶ崎町六原・赤石地区に、灌漑用水のため池があります。３０年以上も前の事でしたが、知人のＯさん達が中心になり、たまたま飛来した白鳥に餌付けをし、それ以後毎年この堤に飛来するようになりました。Ｏさんは毎年赤石堤を訪れる白鳥の保護を呼びかけ、ガリ版刷りのミニコミ新聞を発行してきました。

当時は普通のため池でしたが、数年前に町が進める水辺公園建設工事が行われました。現在、水鳥たちとの観察ふれあいの場、駐車場の整備、転落防止用柵等が整備され素晴らしい環境になっています。毎年、多くの見物客が訪れ、白鳥、カモ類など水鳥との触れ合いを楽んでおります。

近くの北上市相去地区の新堤よりは規模が小さいのですが、落ち着いた環境の中で見学できますし、何よりも白鳥たちが安心して越冬できる場所だと思われます。例年、およそ２００羽近くの白鳥たちが越冬していると言います。

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白鳥飛来地には、もの凄い数の水鳥たちが住んでいます。この場所に踏み入れると、どこからともなく餌をねだりに寄ってきます。付近のえさ箱にはパンくずを売っており、見学者が餌付けをするのを彼らは知っています。白鳥に餌をやろうとぽいと投げても、動きが早く数の多いカモたちにほとんど横取りされていました。

ブラカメてっちが撮影したカモたちの動画をご覧になりたい方はクリックして下さい。　

ここでは、動きのある白鳥たちを狙ってみました。じっと見ていても、白鳥たちは思ったような行動を見せてはくれません。時間をかけて、彼らの動きを見守るしかありませんでした。しかし、何がきっかけは分かりませんが、一斉に首を持ち上げて鳴き出しました。大きな羽ばたきをし、見ている私もそれっとばかりにシャッターを押します。

興奮が収まると静かな状態に戻ります。私は餌を与えないで写真ばかりを撮ろうとするので、催促にそばに寄ってきました。すごく可愛い白鳥たちでした。離れた氷の上には、我関せずの白鳥たちがいました。