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三匹のアリに曳かれる 1 三匹のアリに曳かれる・・・

ここからは三匹のアリに曳かれている様子になります。二匹までは曳かれる方向が一致する場合が見られますが、三匹となるとそうはいきません。

先にも書きましたが、アリ同士の間に意思の疎通などがありませんので、てんでんばらばらの方向に曳かれ、力の勝った方向に移動して行く事になります。
三匹のアリに曳かれる 2 三匹のアリに曳かれる 3
三匹のアリに曳かれる 4 この場合は、上下に曳かれバランスがとれ、左のアリの方向が優っているようにも思われました。

草むらに入る 1 草むらに入る・・・

庭のアスファルトから草むらの方に落ちてしまいました。こうなると動きに障害が生じ、思う様に動けないようでした。

画像上大きなアリに見えていますが、今まで曳いていたアリと同じものです。引っかかって動けなくなり、身体の上の方に乗っかって何かをしています。

マニュアルによると、動かれない場合はかみ切って小さくし運ぶとありました。まだそこまではいっていません。
草むらに入る 2 草むらに入る 3
草むらに入る 4 マクロ画像で見ると、アリの身体は素晴らしい機械のような感じがします。

大きなクモの身体ですから、あちこち引っかかって動きがとれなくなりました。しばらく眺めていると、背景の様子が変化していますのでそれなり曳かれていると思います。
草むらに入る 5 草むらに入る 6

五匹のアリに曳かれる 1 五匹のアリに曳かれる・・・

見ていたら、なんと5匹のアリが群がり曳いています。
五匹のアリに曳かれる 2 うまい具合に細長くなりました。これからどこへ運ばれていくのか興味がありますが、時間とのたたかいになるので撮影はここで断念しました。

最初に見つけた場所から10m程移動しています。アスファルトの上とは言え、たいしたものです。アリさん頑張れと言いたくなりました。

おわりに・・・

アリと言うと、小さい頃から身近に居る虫で家の周辺でよく見かけていました。働き者のアリの例えにも出てくる昆虫と言えそうで、アリとキリギリスの童話にも例えられています。

しばらくぶりに童心に返り、エサ運びの様子を撮影するために距離にして10m程、宅道のアスファルトにしゃがみ込み撮影した画像です。名前は良く分かりませんが形態から黒アリとでもしておきます。途中で一匹から3匹、そしてアスファルトから外れたところで草むらに入り、5匹以上のアリに曳かれていきました。撮影はここで断念しました。

何故かこの頃身近な生きものに曳かれる私です。以前の私はあちこち出歩いて撮影していましたが、加齢と共に体力の減退があり仕方が無いなあと自分に言い聞かせています。それでも撮影する意欲が失せて居ませんので良しとしています。どこまでウチノメ屋敷を続けていけるのか、私の意欲とのたたかいと言えます。


アリ・・・

アリ(蟻)は、ハチ目・アリ上科・アリ科に属する昆虫である。体長は1〜30mmほどの小型昆虫で、人家の近くにも多く、身近な昆虫のひとつに数えられる。原則として、産卵行動を行う少数の女王アリと、育児や食料の調達などを行う多数の働きアリ、餌を得るための狩りや巣の防衛を担う兵隊アリが大きな群れを作る社会性昆虫である。世界で1万種以上、日本で280種以上がある。種類によっては食用となる。

アリの食性の基本は肉食だが、種類によって草食、菌食、雑食が分化している。生きた動物を襲う種類から自ら栽培した菌類を主食にする種類まで、多種多様な食性が知られているが、エネルギー源として植物の蜜やアブラムシの甘露、タンパク質源として肉食をする種が多い。肉食の種では、特に土壌性の小型種で、トビムシ、ムカデ、ササラダニなど、ほぼ特定の生物のみを襲って獲物にしている種が多く知られている。

巣の外で餌を見つけると、その場で摂食して素嚢に納めて巣に持ち帰る場合もあるが、丸ごと、あるいは刻んで運ぶ行動がよく知られている。中には、砂粒に蜜をまぶして持ち帰るような、道具を使うアリもいる。その際、アリ達が列をなして行き来するのが見られるが、これは同じ家族の働き蟻によって通り道に残された足跡フェロモンをたどって行くことによるもの。古くはアリは道を覚えて歩くと考えられていた。ファーブルの存命時には解明されていなかった。ちなみにアリ達がなんらかの原因で円を描くように列をなすと、足跡フェロモンをたどる習性が仇となり、延々と渦を巻くように力尽きるまで回り続けることがある。・・・以下抜粋省略。
                                                       (※ウイキペディアより)

5匹のアリに曳かれるクモの死がいです。草むらは曳くのも大変です。
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