このカブトムシの幼虫達は、これから1カ月ぐらいで3令(終令)に達し冬越しに入ります。うまく越冬できれば、来年の7月頃室を作りサナギになります(蛹化)。サナギの期間は、およそ20日間ぐらいでしょうか、来年まで大切に育てたいと思います。
今の子ども達にとって、カブトムシは自然の林で採集するものでなく、ペットショップや量販店で買うものになりつつあります。今年の流行でしょうか、書店に行くと夏休みの課題と題してカブトムシやクワガタ、そして高価な外国産の大型カブトやクワガタの本が出回っています。このことに異論を唱えるものではありませんが、
カブトムシやクワガタの飼育を通して、生き物には限られた命があり、必死に生きているのだと言うことを是非感じ取って(学んで)欲しいものです。
外国産の高価(1頭数千円)な大型カブトムシ・クワガタの際限ない国内飼育や輸入は、近い将来日本に住む在来の虫たちの生態系を崩していきます。その時になって気がついても、失われた生態系は戻りません。私個人としては、全面飼育・輸入禁止にするか、ごく限られた範囲にするか、これからの大きな課題ではないかと思っています。
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