昆虫の表情に戻る

           カブトムシの孵化


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス

location:uchinome.jpトップ>自然の表情>昆虫の表情>カブトムシの孵化

  サイトマップ


この頃の流行でしょうか、カブトムシに代表される大型の甲虫があちこちの店で売られております。私の小さい頃も甲虫類、特にもカブトムシやクワガタは男の子のあこがれでした。農村地帯のどこの家にも、カブトムシの餌場になるクヌギやエノキがありました。夏になって虫取りをするときは、木の幹をどしーんと蹴飛ばすとカブトムシが落ちてきたものです。

時代が進み生活環境が大きく替わり、農家の周りの木はどんどん切られ住みよい環境に替わってきました。それと共に、カブトムシ達の生活環境が大きく替わったことは言うまでもありません。しかし、カブトムシに限って見るならば、堆肥の土に卵を産み付けたり、街頭の光に集まってきますので、本気になって採集しようと思えばけっこう集まるものです。

私も今まで何回か、カブトムシを飼育して人工的に増やそうと取り組んだことがありましたが、累代飼育がうまくいかなかった経験があります。今回、偶然のことから産卵したばかりのカブトムシの卵を手に入れ、毎日様子を見てきたのがこの幼虫達です。


                      画像をクリックすると大きな画面でご覧になれます

8月15日頃に産卵した卵で、大きさは直径が3ミリぐらいあります。直射日光下ではないのですが、露出がうまくなく卵の表面の色が飛んでいます。

※メス1頭の産卵数は20〜30個ぐ
  らいで、卵はおよそ10日間で孵
  化する。

毎日見ていたのですが、8月25日にやっと孵化していました。大きさは体長1センチぐらいあります。

卵の殻が尻について、なかなか取れません。逞しい牙の付いた頭部が見られます。

孵化直後の幼虫の頭部です。まだ柔らかく、しわだらけでした。
あちこち動き回りますが、なかなか卵の殻が取れないようでした。
             次のページへ →