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             ハンミョウ


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昆虫の世界では、小さくて可愛い表情や仕草の裏に、生きていくための壮絶な戦いの姿を見せてくれます。このハンミョウは、炎天下のギャングと図鑑に紹介されており、大きな黒い目と牙のようなあご、長い足を持ち素早く動き、金属光沢の美しい体をしています。

道ばたや山歩きをしていて、今まで何回も見たことがありましたが、カメラで捕らえたのは今回が初めてです。それだけに、何とか近づいて撮影しようとするものの、気配を感じられひょいと逃げられます。

最初の画像は正面からですが、1メートル以上も離れていました。何コマもシャッターを切りながら、じわりじわりと迫っていきました。


ハンミョウの生態について調べてみました。体長が20ミリ前後で、頭部が大きく目が突き出ている。足が長く、歩くのも飛ぶのも素早い。大きく左右に張り出した複眼で地面を歩く虫を探し、獲物を見つけると一気に駆け寄り、大きな牙でかじりついて食べてしまう。

山道などで出会うと、前へ前へと道に沿って逃げていき、そこで振りかえてこっちを見る。そんな可愛い仕草から、ミチオシエなどと呼ばれて来ています。しかし、あの巨大な牙を見れば可愛いイメージは飛んでしまい、黒いサングラスをかけたギャングの例えがぴったりします。あるいは牙のイメージからはエイリアンでしょうか・・。

ハンミョウには例えが悪いのですが、これも生きていくための手段であり、壮絶な生き方だと言えます。以前に出てきたハンター(ジガバチ)・カマキリ・ハチの仲間等々、自然の中で生きていくのは大変なことだと言えます。日本には約20種類が知られているとのことです。

この画像は、ズームマクロ180ミリで撮影しました。絞り込めなかったので、ピントの合っている範囲が限られています。