青森市・三内丸山遺跡に戻る 三内丸山遺跡・発掘現場
発掘現場 この付近の斜面からは、直径4m位のストーンサークル(環状列石)が確認されています。使われた石は長さが20センチくらいのものが多く、縦横に規則的に置かれています。内部には土坑があることから、お墓であったと考えられています。土坑の内側には、壁に沿って板をはめ込む溝が掘られているものもあります。
環状配石墓の手前には道路跡があり、黄褐色の土が路面を舗装するかのように貼り付けられていました。この道路跡は南北に延びて集落中心部へと続いており、環状配石墓などの墓もそれに沿って並んでいました。 発掘現場は道路面から2m位の下にありました。お墓(土坑)の跡でしょうか、窪んだ部分にはしシートが敷かれ土嚢が置かれていました。興味深いのは、発掘した小さな遺物をGPS座標で記録していることです。画面には写っていませんが、穴の上には現場の責任者と記録する男性が二人居て、その会話がちゃんと聞こえてくるのです。