子供の遺体は、土器の中に入れて埋葬しました。この周辺では、これまでのところ約550個の埋設土器が集中して見つかっています。
土器の中には、わざと底を打ち欠いたり、穴を赤足りするなどして、日常用具とは区別しているようなものもあります。土器の中から、小石が1〜2個見つかるものが多く、埋葬時の習慣にかかわるものと考えられます。
資料によると、土器に入れられた子供の遺体は住居の近くにあると言います。昔の農村地帯では、屋敷の一角に墓地があり家族が埋葬されていました。どこの家でも、屋敷の隅に古墓があったものでした。
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