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手桶一杯に水を汲み、蘇民将来と叫びながら水を被ります。

NO.89 2008黒石寺蘇民祭

2月13日午後10時から翌日早朝にかけて、ポスター騒動であまりにも騒がれた奥州市黒石寺の蘇民祭が行われました。観衆で大混雑するだろうと言う事前の予想とは違い、報道カメラマンが圧倒的に多かった事に驚きました。

おまけに当日は猛吹雪になり、気温マイナス5度の荒れに荒れた天候でした。私も混雑を覚悟でかなり早く出かけましたが、昨年よりは一般の人出が少ない感じがしたくらいです。

午後10時から始まった裸参り(祈願祭)の様子です。昨年と同じ場所からの撮影ですが、雪の舞い散る中でのストロボ撮影は大変です。レンズ間近に降り落ちる雪は、大きく真っ白に飛んでしまいます。

角燈を手にした男衆は、「ジャッソージョヤサ」の掛け声で一般の方々と水ごりの場に降りてきました。堰き止められた瑠璃壺川、水面には薄氷が張り、水温はマイナス1度とのことです。

手桶に水を入れ、「蘇民将来」と叫びながら一気に被ります。すぐ側にいた私も、気がついたら水しぶきを浴びていました。

         (2008.02.13 撮影)

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