背景画像アルバムに戻る


泥んこの田んぼでエサを探す白鳥達と、バックの「江刺金札米」カントリーエレベーターです。

NO.148 泥田の白鳥

二月の末頃から、白鳥達の北帰行が始まります。我が家の上空もコースになっているせいでしょうか、姿は見えなくても「カオーッ、カオーッ」と言う独特の鳴き声をだして通過していきます。

鳥インフルエンザの影響でしょうか、人気のあった白鳥帰省地の湖沼にもあまり姿が見られません。白鳥達には罪はありませんが、白鳥帰省地環境整備等にかなりの経費を掛けたのは、私達人間の思い上がりだとも言えそうです。

北帰行が始まる頃、一面の雪景色であった田んぼも雪解けと共に水浸しになります。この頃ですが、何故か田んぼの水溜まりに白鳥が群れることがあります。

静かに側に寄ってみると、白鳥達も静かに移動して一定の距離を保ちます。頭を泥土に入れて、無心にエサを探しているのでしょう。さながら昔の落ち穂拾いの白鳥版とでも言えそうです。

あえて泥田の白鳥とタイトルを付けましたが、白鳥達にすれば、北帰行途中での栄養補給とでも言えそうです。

泥田の白鳥の姿も間もなく見られなりますが、やっと北国の当地にも春の訪れを感じるようになりますね。

            (2010.03.03 撮影)

                                                  ← 戻る      次へ →