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固めた雪に穴を開け、そこにワラ束を手際よく埋め込んでいく様子です。当時の服装のままで行われる女性達、実際は横に10人ぐらい並んで植え付けています。

NO.180 岩手胆沢農はだて・庭田植

2月12日、奥州市胆沢区で第22回全日本岩手・いさわ[ワラと火のまつり]農はだてのつどいがが行われました。

今までも何回かこのイベントを見ていますが、野球場グラウンドで大臼での餅つきや、重さ8トンの大俵引き、そして地域に伝えられている「庭田植」が再現されています。

農はだてとは、その昔、私達の祖先は一年を休み無く働き、唯一の休みといえば正月十日のみであった。その休みが明けて、新年の農作業を始める日のことを言う。

この日、男達は朝早くからモドオツと呼ぶ二十四本の縄をない、女達は、小さなワラを束にして取り出し、稲ワラを苗に見立てて田植えをし、その上から豆がらをしいて豊作を願った。


農はだてについては、会場で頂いた資料からのものですが、以前はどこの農家でも行われていた行事でした。

小正月の行事として、昔の伝承行事を知るためにお年寄りと子どもたちが一緒になり、みずきだんご作りが行われています。

           (2011.02.12 撮影)

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