NO.321　真夏のシンボル・オニユリ

今年はユリの開花が例年より早いなあと思います。連日の猛暑の中、庭の片隅で今を盛りと咲き出したのがオニユリです。

気品のあるヤマユリは、種子をまいてから咲き出すまでに数年かかると言います。しかも管理が大変難しく、伸びた茎に対して大きすぎる花はバランスが悪く、すぐ花が壊れてしまいます。

種子から実生させてやっと咲き出した我が家のヤマユリは、強風で花びらが吹き飛び茎も枯れてしまいました。今年は失敗と言えそうです。

その点から言うならば、オニユリは葉の付け根にあるムカゴがばらまかれ、間違いなく翌年は発芽します。開花までの期間は不明ですが、不揃いな背丈に花がきちんと咲きますので手がかかりません。

オニユリが咲き出すと間もなくお盆になります。夏の炎天下に咲き誇るオニユリ、真夏のシンボルと言えます。

　　　　　　　　　　　　(2015.08.02　撮影)