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めしべの先端が伸びてきました。そろそろ他家受粉をさせる時期です。

NO.338 春の使者・カタクリの開花

三月末になり、やっと庭のカタクリのつぼみが開花しました。少し前からつぼみが出て、今年はいつもの年に比べて花が多いなあと思っていました。

山野草であるカタクリの花を、何とかして庭先で咲かせたいものだと思い、実生の種蒔きをしてからかなりの年月が経過しています。

我が家のカタクリの天敵(植物にはあり得ない表現ですが)は、野ネズミの食害にあうことです。

今年きれいに開花したから来年もと思うのは早計であり、かなりの割合で咲かないことが多いのです。野ネズミの食害からの回避は、毎年食われる以上の実生苗を作ることしかありません。

いつの頃からか、五月末頃に山歩きをしてカタクリの実を少しだけ採取するのが私の楽しみになっています。

この頃の楽しみは、庭先で咲いたカタクリの花を見ながら他家受粉作業をするのが年一回の仕事になります。

カタクリの花は自家受粉をしないので、別の株の花から雄しべの葯をとり、隣で咲いているカタクリの花の柱頭に花粉をつけなくてはなりません。

           (2016.03.29 撮影)

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