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口吻を伸ばし、花の中から蜜を吸う瞬間でした。

NO.343 季節限定・ウスバシロチョウ

四月下旬以降になると、学生時代にチョウを探して歩いた私の体内時計がうずき出します。カタクリに飛来するヒメギフチョウは断念していますが、しばらくぶりに北上川の堤防法面に出向きウスバシロチョウを探してきました。

五月下旬になると、背の高い野草であるシシウドの花に飛来するのがウスバシロチョウです。私の秘密の場所とも言える北上川堤防法面ですが、突然訪れてもチョウには会えません。

高い場所からしばしの間、シシウドの花に飛来するウスバシロチョウを求めて眺めます。チョウは同じ場所にじっとしているのでは無く、メスチョウを求めてオスチョウが決まった通り道を動いて回る習性があります。

従って、しばしの間待っていて一頭のチョウも飛来しなければ、そのテリトリーには生育していないことになります。

秘密の場所と書いたのは、そこに行けば必ず会える場所なのです。今日も二頭ほど飛びかっていました。あとはカメラをセットし、目の前の花に飛来するのをひたすら待つのみです。

望遠マクロレンズを使用し、1m程近くに来た時に連射して記録しました。羽根が少々傷ついていますが、やっぱり飛来したのはオスチョウでした。

            (2016.05.29 撮影)

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