背景画像アルバムに戻る


角灯と払い棒を手にした男衆が陣取り気勢を上げていますが、煙と下からの熱との闘いで降りてくるのが時間との勝負です。

NO.361 熊野神社蘇民祭・火たき登り

岩手の真冬の風物詩は、一月二日の胡四王神社蘇民祭から始まります。

岩手の蘇民祭は、今年から十一ヵ所の神社仏閣で行われます(類似神事を含めて)。一月三十日現在五ヵ所で蘇民祭の伝統行事が執行されています。

私は体調を考慮して、しばらくぶりに近くの伊手地区に鎮座する熊野神社での蘇民祭を撮影してきました。

この画像は、午後九時から行われた蘇民祭神事・火焚き登りの男衆の姿を煙の中から切り取ったものです。

下帯姿の四十二歳の男衆、およそ四十数名が参加しています。角灯を手にしかけ声を上げ、3mの高さの歳戸木の周囲を回ります。

歳戸木の西側に火が入り、たちまち煙と共に火が大きくなっていきます。上には角灯と払い棒を手にした男衆が陣取り気勢を上げていますが、煙と下からの熱との闘いで降りてくるのが時間との勝負です。

            (2017.01.21 撮影)

                                                  ← 戻る      次へ →