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泥田の中をクチバシで突きながらエサを食べています。

NO.435 北帰行間近の白鳥の群れ

三月に入り日増しに暖かさを感じます。二月の末頃からですが、家の上空を特有の鳴き声を上げて白鳥の群れが飛んでいきます。目指すは北の空であり、私達は白鳥の飛来を「北帰行」と呼んでいます。

「カオカオ」と特有の鳴き声を出し、リーダーでしょうか、先頭につながりV字形の隊形を組んで飛来していきます。

飛んでいる様子は純白で華麗な姿ですが、シベリアまで飛んでいくエネルギーを取り入れるために、泥田の中をクチバシで突きながらエサを食べています。

毎年のことですが、家の周辺の田んぼに出かけて猛烈な食欲でエサを取り込む白鳥を撮影しています。題して「泥田の白鳥」と言う呼称がぴったりです。

撮影しながらいつも思うのですが、あの大きな身体を浮かべるための羽ばたきのエネルギー、海洋や雪の大陸の真上で止まることが出来ません。どの位のエサを取り込んで飛ぶのでしょうか、不思議な様子であると言えます。

家に居て飛来する声がした時は飛び去った時です。思う様に撮影出来ないのが残念な瞬間です。
           
            (2021.03.05 撮影)

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