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よく見ると葉と身体の間にクモの巣が張っていました。

NO.457 忘れ去られた空蝉

11月になりました。あれほど暑かった夏の時期も、秋の季節が深まると共にどこかへと過ぎ去り、高い山では冬の頼りが聞かれます。

天気が良かったので、家の周りの片づけをしました。まだ紅葉にはなっていませんが、春一番の枝振りを見せるマンサクの枝をひょいと見たらきれいなアブラゼミの抜け殻が目に入りました。

セミの活動の時期はすでに過ぎ去り、忘れ去られたような抜け殻(空蝉)が懐かしく感じられます。

拡大の目で良く見ると、産毛等がきれいに見える半面、しっかりとしがみついている木の葉の間にはクモの巣が張りつき、尻の部分にはカタツムリのような殻が見えていました。

やがて緑の葉が枯れて地に落ち、空蝉も同様に落ちて姿を消します。

セミの姿は来年までおさらばです。

           (2022.11.02 撮影)

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