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                就職列車


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この画像は、昭和40年(1965)3月、陸中山田駅での就職列車出発の様子です。当時の子ども達は、中学校を卒業すると就職か進学かを選択しなればなりませんでした。就職の場合、男子は船に乗る(北洋サケマス)者や関東地区の弱電メーカーに行きましたし、女子の場合はほとんどが愛知県内の紡績工場だったと記憶しています。

私の年代の同級生は、就職と進学は半々ぐらいでした。しかも、就職の場合でも家業を継いだり、地元での就職であったりで、関東方面への就職はまれでした。その後、戦後の経済発展に伴い、中学生は「金の卵」と称される位に関東地区へ集団就職をしました。有名な歌謡曲「ああ上野駅」は、このころに作られたと思います。



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家族との別れ、仲の良かった友人との別れ、色々な思いを残して子ども達は旅立っていきました。あれから40年ですから、今は55歳ぐらいのはずです。この画像を作りながらみんな元気に頑張っているのだろなと、当時を思い出しています。