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        2008紫波町・かかしまつり


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滑稽な表情の昔ながらの案山子です。
子どもの頃の唱歌に、・・・山田の中の一本足のかかし、天気の良いのに蓑傘着けて、朝から晩までただ立ちどおし、歩けないのか山田のかかし・・・を歌った記憶があります。今なら差別用語だらけで許可されません。田んぼに来るスズメ等を追い払う見張り役なのですが、かかしの他に板きれに小さな棒をぶら下げた「鳴子(なるこ)」を縄で引いてスズメ追いをしたものです。

案山子について調べてみました・・・。

かかし(案山子)は、田や畑などの中に設置して鳥などの害獣を追い払うための人形や、それに類するなんらかの仕掛けのことを言う。

古典的には、案山子は竹や藁で造形した人形であることが通例であった。これは機能の面から言えば、鳥獣に対して「人間がいる」ように見せかけることを目的としている。人間が農作業をおこなっているときには鳥獣は近づかないからである。現代においては、巨大な目玉を模した風船なども用いられる。これは、大きな目を恐れるという動物の本能を利用したものである。

カラスなどは特にその能力が高いが、田畑を狙う側も当然ながら学習能力があり、動かない案山子は無害なものと認識されてしまう。そのため、風やその他の動力によって不規則な動作をするものも工夫された。田畑の上に糸を走らせ、そこに風車の類を通したり、銀色のテープを多数吊り下げることで、きらきらと光り鳥獣を威嚇する効果を出すものなどがある。

また、カラスの死体をつり下げた状態を模した(ビニール製などの)案山子も考案され、実際に使用されている。「仲間の死体」=「そこには罠があり危険である」という理解がなされるためである。実際にカラスの死体を吊り下げる事もあったが、いずれもカラスの慣れによって効果がなくなる場合が多い。(※ウイキペディアより)

秋の味覚を求めて訪れる紫波町「峠の駅・紫波ふる里センター」では、九月十四日〜三十日まで「かかしまつり」が行われています。国道396号線そばの紫波ふる里センターでは、町内のブドウやリンゴ等が格安で手にはいることから車の出入りで賑わっています。



会場入り口です。ドラえもんが迎えてくれました。 ふる里センター道路側の場所に、地域の皆さんが思い思いの願いを込めて作られたかかしが展示されています。昨年来たのは月末頃でしたので、出品されたかかしには順位が等が付けられていました。

今年は九月中旬頃でしたので、順位等はまだ付いていませんでした。たまたまでしたが、地元テレビ局の取材があり遠くから見ていました。


テレビ等で良く出てくるキャラクターかかしとも言えますが、制作者の想いが込められたコメントが書かれてあります。クレヨンしんちゃんの側には、「クレヨンしんちゃんハワイから直行 紫波ふる里センターへ今着いたばかりです」「熊はこわいが、鳥ぐらいは追払えるだ」・・・本当に熊は怖いですよ。

右端の「からすもびっくりハナちゃんかかし」・・・これはきれいすぎて外に置くのがもったいないです。
可愛い表情の一休さんとさよちゃん案山子。 ハワイ帰りのクレヨンしんちゃん案山子。 からすもビックリハナちゃん案山子、暗いところで行き会ったら驚きますね。


縦位置のかかしで表しました。

・峠の紋次郎、きのことりさ行ぐべぇー。
・エドはるみ、二十四時間走ってグー。鳥だって追払えるよ・・。
・木っ怪な案山子。
・ガラスのマント、風の又三郎。どどどどどど・・。

本来の案山子のイメージに近いのは風の又三郎でしょうか・・。
峠の紋次郎と果樹園の見張り番案山子 エドはるみさん案山子
木っ怪な案山子・・・全てたわしですかね。 ガラスのマント、風の又三郎案山子・・・昔スタイルとでも言えますか。


世相風刺案山子 1・・・おなじみ志村健扮するバカ殿です。 昨年もありましたが、世相風刺の案山子です。

田舎のバカ殿アイーン、世間を騒がせている食品偽装へのメッセージです。「食品偽装は許さんぞ」、全くその通りであり、安心して食べられる食品検査のあり方、それ以上に大切なのは、食品製造に係わる方々のモラルの問題だと思います。

このような報道がされる度に思うことは、製造に係わった方々は自分の口に入れているのかという疑問です。食品偽装は健康管理、ひいては人命に関わる重大な問題です。安心して食べられるのが当然であり、極々当たり前のことだと思うのですが・・・。
世相風刺案山子 2・・・お二人の前総理、会話が受けます。 この案山子を見て、コメントを読んで思わず「そうだよな」と思いました。お二人の総理経験者が、「福田君、君もこけたか」「総理大臣、またこけた。農業もこけそう・・」と語りあっている姿に納得です。それにしてもリアルな案山子です。

この場では政治的な事にはふれません。世界的に不安要素があまりにも多い中にあって、日本丸の行き先をしっかりと舵取りなさる方が求められる今です。

そんなことを想いながら見ていた私でした。この安倍さん案山子は、昨年も出ていました。

※こけたとは・・・当地方の方言で転んだという意味です。