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       2009田舎館村・田んぼアート


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NHK大河ドラマの主人公「直江兼続」の上半身画像の様子です。振り上げた刀の刃の部分や、柄に着いた紐など緻密な作りでした。何よりも目立つのは、兜の愛の文字です。

青森県田舎館村田んぼアートを撮影するのが年中行事になったほっづぎ家族は、天候の様子を見て出かけてきたのが8月4日のことでした。現地の空模様は岩木山が見えないほどガスがかかったいました。そのせいでしょうか、色彩の映えが少々すっきりとしません。

昨年も同じ頃訪れたのですが、地震風評等で東北地方の観光地は人出がまばらでした。今年は田舎館村役場に入ったのが10時頃でしたが、すでに駐車場が埋まっていましたし大型観光バスが四台ほど同時に着いた所でした。展望台は予想通り人出が凄く、ゆっくりと眺めて撮影することが出来ません。立ち止まらないで下さいと言われていたくらいですから・・・。

トップの画像は、NHK大河ドラマ主人公である「直江兼続」の騎馬武者姿です。兜の「愛」が浮き立ってきれいでした。



おなじみの田舎館村役場です。10時頃駐車場に入りましたが、去年とは大違いで車がびっしりでしたし大型バスが4台ほど着いたところでした。

建物に入ってもすごい人が待っています。狭い階段を登るのですが動かなくなってしまい、係の方が「立ち止まらないで下さい」と叫んでいます。せっかく見に来た人は、展望台からゆっくりと下の田んぼを見るために来ていますので仕方ありません。
役場と天守閣(展望台)。
展望台の遠望、周囲の回廊にかなりの見学客が見えています。 上から見た駐車場の様子、何カ所かありますがほぼ満車状態でした。
今年初めて見つけたミニ田んぼアートです。 やっと出た展望台から見下ろすと、昨年は見られなかった「ミニ田んぼアート」を発見です。家に帰り画像を拡大してみたら、地元田舎館小学校6年生による卒業記念で、タイトルは「大雪の岩木山」と読み取れました。

6年生の子ども達もやりますね・・。
今年のデザインの原画です。 展望台にあった資料からです。今年のテーマは戦国武将とナポレオンでした。展望台にあった原画では、黄色と赤が表現されていましたが、今の生育状況では赤と黄色がまだ出ていません。
展望台最上部の様子、かなりの見学者でぎっしりでした。 エレベータから降りた展望台への通路は、やっと人がすれ違えるほどの狭い階段です。画面では正面から右回りに展望台廊下を回ります。

登る方も降りる方も、ずらりと順番待ちです。私は撮影するために来ているので、思うように撮影できないので参ってしまいました。

レンズ交換をして、両方の絵柄を一つの画面にまとめたかったのですが無理です。でも、何とか二回目の列に入り撮影することが出来ました。

NHK大河ドラマの主人公「直江兼続」です。タイトルの田んぼを入れると、5枚の田んぼを使用した巨大なデザインです。

資料によると、津軽ロマンがメインで、紫稲、黄稲、葉色の白い育成系統の4色に加え、新品種の「祝い茜」を用いて赤色を表現する・・とありました。

稲の生長につれて、兜の愛が黄色、馬の衣装が赤色に変化していくのでしょう。白馬の表現がきれいでした。
直江兼続 1・・・2009タイトルが入っています。
直江兼続 2・・・縦位置全体の姿。 直江兼続 3・・・縦位置人物と馬の表情。
直江兼続 4・・・横位置全体の姿。 直江兼続 5・・・横位置上半身。

フランスの国民的英雄である「ナポレオン」です。斜め位置の表現ですが、デザイン構成が複雑で凄いなと思いました。

本当は、両方の武将の騎馬姿を一つにまとめて表現したかったのですが、手持ちのカメラのレンズ構成や撮影場所の関係で出来ませんでした。

何とかして並び直して、二回ほど回廊の廻りを移動して撮影しました。一般の方から見たら、立ち止まって撮影しましたので邪魔になったと思われます。
ナポレオンデザインの下にあるつがるロマンの字。
ナポレオン 1・・・全体像。 ナポレオン 2・・・上半身画像。
ナポレオン 3・・・馬の前足部分。 ナポレオン 4・・・馬の後ろ足部分。

下に降りてから田んぼに出てみました。これは毎回やっていることですが、上から見ている人のためにも周囲にいるのでさえ邪魔になります。

昨年より田んぼには水が多く、水草がかなり生えていました。去年は田んぼの土が干割れるくらいに乾いていたのですが・・。

田んぼアート幟。
田んぼの稲の様子 1・・・緑、白、黒の稲の様子です。 田んぼの稲の様子 2・・・2009の文字が鮮やかです。
田んぼの稲の様子 3・・・田の字の隣にんの字があります。 田んぼの稲の様子 4・・・だの字がくっきりです。
除草作業 1 除草作業 2・・・暑い中ですので大変です。
除草作業 3・・・除草した草を放り投げていました。 役場庁舎側の田んぼには、今年のタイトルのロゴ文字が黒っぽい(実際は濃い紫色)稲の中に浮かんでいます。昨年とは違い、同じ時期なのに水が満々と張られ、気のせいか稲以外の雑草が多く見られます。

役場職員の方だと思われますが、泥んこの中に入り除草をしていました。かなり暑かったので大変ですが、こうやって見栄えをよくする地道な活動です。

役場の職員と思える人が三人ほど田んぼに入り、水草取りをしていました。「今年は水が多いですね、毎年見に来ていますよ」と声を掛けたら、「結構プレッシャーがあるのですよ、去年と比較されるので・・」と笑いながら話してくれました。今年は「水が多く草が生えているので取っています」とのこと。

「どちらから・・?」と言われ、「奥州市からです。奥州市でも昨年から田んぼアートを始めました・・」と話したら、「今年は奥州市から視察の方が来られて、黒い苗(紫色)をもらっていきましたよ」とのことでした。来年のアテルイ田んぼアートでも、この紫色の苗(黒色に見える)を活用するのかと思ったら嬉しくなりました。「去年より赤い色が無いですね」と質問したら、「メインは緑のつがるロマン、白と黒ですが・・」とのことでした。なるほどなと思いながら話をお聞きしていました。

我が家の田んぼアート訪問も今年で四回目になりますが、しばらくは毎年来るようになると思います。そして、来年はどんなデザインの田んぼアートを見せてもらえるか、楽しみがどんどん大きく広がります。併せて、地元の奥州市・アテルイの里田んぼアートも頑張ってほしいなと思いました。