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      2010南部杜氏の里・田んぼアート


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南部杜氏が手桶をかついでいる姿が分かります。色づいたらきれいになりますね。画面に見える線は東北本線の架線です。
今年から実施された石鳥谷地区の田んぼアートのニュースを知っていましたが、天気の良さにひかれて石鳥谷生涯学習会館駐車場を訪れたのは6月15日の事でした。駐車場はJR東北本線線路脇の高台にあり、ここから見下ろした水田30アール(30m×100m)に南部杜氏男性が右手で桶をかついでいる姿が再現されていました。

まだ植え付けられてから10日ほどですから色合い等の特徴がはっきりとはしませんが、苗の一本一本がはっきり見えてこれからの生長待ちでした。駐車場には、はちまん 南部杜氏の里 岩手花巻・石鳥谷 田んぼアートと書かれた幟がはためき、説明用の立て札があり親切だなあと思いました。

これから定期的に訪れて撮影したいなと思います。

駐車場から見下ろした田んぼアート 1・・・幟と現地説明図、そして南部杜氏の姿です。 田んぼアート会場の様子・・・

植えられて10日ほどの田んぼの様子です。特徴的な色合いが鮮明ではありませんが、これから日に日に目立つようになっていきます。

駐車場から見下ろす田んぼに数本の線が写っていますが、これは下を走るJR東北本線の架線になります。気になると言えばそれまでですが、撮影場所の関係上仕方ありません。

苗が生長し水田が色づく頃になれば、そんなに気にならないものと思われます。
駐車場から見下ろした田んぼアート 2・・・線路を組み込んでみました。   駐車場から見下ろした田んぼアート 3・・・30アール一杯にレイアウトされた姿。
駐車場から見下ろした田んぼアート 4・・・上半身の拡大です。 上半身の拡大です。大きな画面で見ていたら、植えられた苗の間に赤・黄・白色の花のような物があることと、輪郭に沿ってテープが張られてあることに気づきました。

テープは輪郭ですが、色別の札は植え付ける品種の名が書かれてあるのかなと思いました。間もなく苗の背丈が伸びる頃には取り外されると思います。

田んぼの境界に道路があり、人や車が通り過ぎていきます。その状態が水鏡状態できれいに映っていました。もちろん立てられた幟も逆さに映っています。苗が生長するまでののどかな光景です。

田んぼアートレイアウト・・・

見下ろせる駐車場にあった案内板には「八幡田んぼアート 田植え体験」の案内と、レイアウトされた図柄が展示されてありました。遠近法を取り入れて、駐車場から俯瞰したときに普通の図柄になるようにデザインされています。あちこちで田んぼアートを見ますが、これほどまでにていねいに説明されているのは最初でした。

以下の記事は、現場にあった案内板からのものです。


八幡田んぼアート 田植え体験

主催:八幡まちづくり協議会、八幡田んぼアートプロジェクトチーム

デザイン:鎌田愛子
協 力  :岩手県立産業技術短期大学校、梶@長沢工務店

趣旨・・・
この事業は、自然体験を通して地域内外の参加者の交流を行うものです。また。田んぼのキャンパスに、稲穂が生育とともに紫や黄色に色づく絵を表現し、体験と鑑賞により自然に感謝するやさしい心を育みます。イベント実施による地域の活性化も目的としています。

日程・・・平成22年6月6日(日)10:00〜

田植え体験・・・4つのグループに分かれます。リーダーの説明を聞いてから始めましょう。ゆっくりていねいに植えましょう。田んぼの大きさは縦100m、横30m。

アートの鑑賞は道の駅いしどりや東側、石鳥谷生涯学習会館駐車場。見ごろは8月下旬から9月下旬、7月から色づき始めます。

今後の予定:刈り取り体験・・・10月中旬に予定しています。収穫感謝祭・・・11月中旬に予定しています。
稲の品種名:ひとめぼれ、黄稲、朝紫、奥羽観399、紫稲等六品種であり、色も黄金、紫、黄、黒、白、になる。

使用した品種とその場所の一覧です。 遠近法による植え付け田んぼのレイアウトです。今までこんなにていねいな図面を見たことがありません。

田んぼアートと列車・・・

田んぼを見下ろせる高台に20分ほど居ましたが、撮影しながら気になったのは近くにある踏切の警告音でした。私が撮影していた時間帯で、コンテナ貨車が四回と電車が一回ほど通過していきました。

水田に立つ右肩に桶を持つ南部杜氏の姿、その前を通過する列車の組み合わせがのどかであり様子を撮影してみました。しかし、コンテナは空の台車が多かったように思います。

そう言えばこの場所は、花巻空港滑走路の延長上にあります。離発着機を間近で見ましたが、画面には入れられませんでした・・。
田んぼアートと通過列車 1
田んぼアートと通過列車 2・・・この画面が気に入りました。そっくりコンテナに乗せて各地で見てもらいたいなと思います。 田んぼアートと通過列車 3
田んぼアートと通過列車 4 コンテナ列車は半分ぐらいは空の台車でした。どこかで見たことあるなと思ったのが、ネコのマークでおなじみの会社専用コンテナでした。トラック便のほかに列車利用もかなりあるようで、遠距離や大型荷物なのでしょうか・・。

鮮やかな色の油輸送の列車ですが、道路を走るタンクローリーと違い安全に遠方まで運べます。それにしても、ガソリン等の価格変動が大きくて困ります。

たった20分ちょっとの間の通過列車の観察です。線路を走る車両は「汽車」と言いたくなる年代の私ですが、見ていて飽きないから不思議なものです。
田んぼアートと通過列車 5 やっと通過した電車です。盛岡行きの下り列車ですが、三両編成で通り過ぎていきました。今から半世紀以上前のことですが、北上から盛岡まで汽車通学をした私です。

あの当時は真っ黒いSL列車で、後半になり気動車(ディーゼル)になりました。最高速度は90km位だったと思いますが、北上との間が短くなった覚えがあります。

今の私は、近場の移動ではほとんど電車に乗ることがありません。軽快に走る電車を見ていると、景色を見ながらのんびりと盛岡に行きたい気持ちにもなります。


これからどんどん生長し色合いが変化していく田んぼアートの様子です。収穫の秋まで現地を訪れ、その様子を掲載していきたいと思います。家からは40分位の場所にある花巻市石鳥谷町南部杜氏の里です。