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     平泉町長島・ライスアート in ひらいずみ


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緑の田んぼに黒色で配置された文字と金色堂です。
平泉町長島地区の大型区画圃場で、今年で二回目の田んぼアートが行われています。ユニークだなと思ったのは、他の地区では田んぼアートの名前が一般的なのですが、ここでは外国人への対応で『ライスアート in ひらいずみ』とネーミングされていることです。平成23年度の世界遺産本登録が間近な中で、観客の対象を広く外国人にまで広げたと言います。

新聞報道等で知りましたが肝心の場所がはっきりとしません。ネット検索等で探していたら、ある方のブログに記載がありやっと場所の確定をしました。家から40分ほどで行けますので、お空の様子を見ながら訪れてきました。植えられてから三週間ほどになりますが、緑一色の田んぼに平泉の文字と間に金色堂がレイアウトされていました。まだ黒っぽい色一色ですが、穂が出る頃には金色堂の様子が変わってくるようです。


6月24日の様子から・・・

資料等で見て驚いたのは、一つの区画が約1haほどある大型圃場であることです。家の周辺の田んぼは平均が30アール〜40アールほどですが、北上川遊水池でもあるこの地区では、平泉バイパスの新設に伴い大規模な区画整理が行われたようです。

平泉町中心地から柳の御所遺跡を通り、真っ直ぐ東側に進む高舘橋を渡ります。前方には平泉のシンボルとも言える束稲山(たばしねやま)があり、送り盆の時はこの斜面で「大文字焼き」が見られる場所になります。この橋を渡りきる手前下の田んぼにあるので、車で走ると一瞬のうちに通り過ぎてしまいます。もちろんですが、橋や道路にはそれらしき案内等が一切ありませんでした。

橋の一番高い場所から・・・

橋を渡りきったところから左に入る道路があります。その曲がり角に車を置くスペースがあり、きちんと寄せて橋の北側通路を上ってきました。

ワイドレンズで撮影すると、このような配置で田んぼに描かれた文字と金色堂を眺めることが出来ます。金色堂の延長にある山が束稲山であり、昔の人々も眺めてきた由緒ある山です。ライスアートと題されたデザイン、その延長に平泉の象徴とも言える束稲山を配置したアイディアに納得しました。
橋の上から眺める 1・・・ここからの眺めが最高なので、欄干から乗り出しながら撮影します。道路を入れてみました。
橋の上から眺める 2・・・文字と金色堂だけの切り取りです。 橋の欄干から体を乗り出し、何とか周囲を整理して切り取ってみました。どうやらこの場所が見学と撮影のポイントのようです。

橋の通路から見下ろし、目線的には辛い角度に方向にありますが、平泉の文字と文字の間に金色堂が配置されています。

その延長上には束稲山がつづく様に設計され、平泉という文字と金色堂の田んぼ、その背景には束稲山があり広大はレイアウトです。
橋の上から眺める 3・・・この配置が最良だと思います。背景に見える山が束稲山になります。 橋の上から眺める 4・・・同じ場所なのですが、ワイドレンズで手前の田んぼも入れてみました。

位置を移動すると・・・

今は緑の中の黒い文字と金色堂、やがて周囲が黄色くなり、金色堂の周囲に赤い柵のような部分が出る頃が見ごろになります。

橋を下るにつれて横位置になり、全体として分からなくなって来ますが当然です。
橋から下りててくる 1・・・最良の場所から下りながら見ると、全体的に間延びしてきます。
橋から下りててくる 2・・・文字と金色堂だけの切り取りになります。 橋から下りててくる 3・・・どんどん下がり植えられた稲の株間が直線上に見えてきます。気をつけないと何なのか分からなくなる限界です。

田んぼ脇から・・・

橋の北側歩道を降りると田んぼ脇に出ます。ここから眺めると株間が一直線に見ますが、黒い稲の部分からは文字や金色堂が判断できません。

それにしたも、1ヘクタール区画の田んぼは広すぎます。

田んぼ脇から見る 1・・・ここから見た感じは緑の田んぼに黒い線がある、そんな感じになります。
田んぼ脇から見る 2・・・ライスアートと書かれた幟旗です。 橋の下の田んぼに出てみる。使用した稲の品種が区画ごとに植えられ説明板が置いてあります。これは興味のある方にとっては参考になりますね・・。穂の色が書かれてあることに興味がありました。

幟旗には「ライスアート in みらいずみ」と書かれたあったし、そばの立て看板には遠近法のデザイン画と、やがてこう見えます、この場所から見るのが良い、と説明まであります。

一番の見所場所は橋の通路でもあり、ここに設置するのは無理だと思いつつ、あればいいなと思いました。
デザイン1 デザイン 2

畦道から見る 1・・・ここから左側に入ります。 畦道に入ったところから・・・


田んぼの畦道に入ってみました。私と同じ場所で撮影した方がおり、そこまでの畦道の草が踏みつけられていました。視線を低くして見るとすごく間延びして、平泉はわかるが中尊寺は分からなくなります。

平・泉・金色堂を目線角度を変えて撮影してみました。最初が立ったままの位置で160cm位、二枚目が30cmぐらいだったと思います。

畦道から見る 2・・・平の文字。 畦道から見る 3・・・広角レンズで撮影した平の文字。
畦道から見る 4・・・泉の字 畦道から見る 5・・・ローアングルの泉野路。
畦道から見る 6・・・金色堂なのですがちょっと分かりません。 畦道から見る 7・・・広角レンズローアングルです。

反対側の道路から見る 1・・・ほぼ全景なのですが、ちょっと分かりませんね。 田んぼの中の道路から・・・


東側の道路から橋の方を眺める位置、文字を頭から見る場所に出てみました。目線レベルでは何とか分かりますが、目線を下げるほど分からなくなります。遠近法でのデザインなので当然なのですが・・。
反対側の道路から見る 2・・・平の文字です。 反対側の道路から見る 3・・・泉の文字です。
反対側の道路から見る 4・・・金色堂の図案なのですが?。 もっと生長し、刈り取り寸前の色が付く頃が見ごろだと思います。それにしても大型区画の圃場(1ha)はすごく広いんですね。秋田県の大潟村はもっと広いと聞きました。

田んぼアートに興味を持ち、岩手県内の様子を知れば走りたくなります。あと二ヵ所あるのですが、そのうちに出かけてみたいと思います。

もちろん本命でもある、青森県田舎館村の田んぼアートもですが、あまりにも有名になり撮影するのが難しくなって来ています。なにしろ混雑し過ぎて、狭い天守閣の展望回廊が動きがとれなくなるからです。