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       岩手西和賀町下前・田んぼアート


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左上が下前川、その北側にある田んぼにデザインされたアートです。殿様と見ましたが・・。
田んぼアートに取り付かれている感じのほっづぎ家族ですが、家からは県内で一番遠い場所にある西和賀町下前地区の田んぼアートを見てきました。奥羽山脈のど真ん中に当たる下前地区ですが、家からは秋田道を利用して1時間半ぐらいかかります。

湯本温泉バイパスを過ぎてほどなくすると、左手に下前地区入り口の分岐表示があります。ここから左に折れて道なりに進むと集落が見えてきます。ネット資料によると、この近くに橋(伝助橋)がある事になりますが見あたりません。

田んぼアートの案内表示も見あたらないまま進んで行ったら、道幅が細くなりセンターラインが無くなりました。仕方なくそこから引き返す途中でしたが、道路脇で農作業中の女性にお聞きしました。「田んぼアートやってると聞きましたがどこですか・・?」「やってるよー、ここから戻ったところから右に入ったところに橋があるよ。そこから見るの・・」と笑顔で教えてくれました。

道路から南側に細い道路があり橋がありました。見たら「伝助橋」と書かれていました。見る場所は橋の手前道路脇から見下ろす事になります。田んぼまでの高さは6m位かなと思いますが、丁度良い俯瞰場所になっています。



正面からの様子 1・・・田んぼアート周辺全体の様子です。 7月16日の様子・・・

正面から見下ろす・・・


橋(伝助橋)のたもと付近から見下ろすと、田んぼアートが丁度正面に見えます。現場には案内板がないのでテーマは何か特定は出来ませんが、図柄から察するに、「殿様」と思いました。間違ったら御免なさい。

ちょんまげ姿で裃をつけ座っている様子です。最初の画像は田んぼ周辺全体の様子で、二番目は橋の入り口から斜めに見た様子、三番目は正面からの全体像になります。殿様の下に描かれた文字「したまえ」がきれいです。
正面からの様子 2・・・斜めから見た様子。  正面からの様子 3・・・アート全体の様子。
正面から見下ろす場所は斜面になっていましたので、そこから下りながら撮影してみました。俯瞰する角度がどんどん小さくなり、殿様の姿が見えなくなっていきます。

二番目の画像は、稲のほぼ上からの見た様子です。こうなるとほとんど図柄が分からなくなります。三番目は少し角度を上げ「し」の文字がはっきりと分かります。
正面からの様子 4・・・崖を下りながら撮影。
正面からの様子 5・・・地上30センチぐらいから見た様子。 下前の「し」の文字

休耕田から伝助橋を望む。 北側からの展望・・・

上に見える橋の手前が展望場所になります。高さは5m位でしょうか・・、正面から俯瞰する場所になります。

下の4コマは北側の休耕田から眺めた様子です。雑草等の刈り払いがないので見にくい場所もありますが、真横からの俯瞰が可能です。

正面からはっきりと見えなかった顔の作りが見えます。この場所から眺めると、デザインに幾分ですが遠近法を取り入れて植えられたなと思いました。
北側の休耕田から 1 北側の休耕田から 2・・・ほぼ全体の様子になります。
北側の休耕田から 3・・・顔の部分のアップ、 北側の休耕田から 4・・・上半身部分の様子、鶴が少しじゃまになりました。

南側の畦道より・・・

下前川沿いにある田んぼの畔を歩いてみました。撮影は目線の高さですが、顔の輪郭と目、まゆげの部分の違いが分かります。正面背景の高いところが休耕田になります。
殿様の顔の部分です
裃の上の切れ込みと背景部分のあきたこまち。 裃部分の上の植え込みが品種が違います。昨年度の資料等に寄りますと、背景になる品種は「あきたこまち」となっていました。その他の品種は古代米であり特有の葉の色がアクセントになります。
裃部分と紋所の対比です。 裃の紋に当たる部分です。周辺は黒ですが、厳密には葉の色が黒紫色になります。鮮やかなのが紋所であり、黄稲品種になります。
殿様が座る座布団の部分、白っぽい稲でした。 勝手に命名した殿様が座っている座布団部分には、白っぽい葉の稲が植えられてあります。そばで良く見ると、全体が白っぽいのではなく、緑の葉に白い筋模様が入っています。

他地区で見た田んぼアートですが、今が見ごろなのは葉の色で構成される模様になります。これから生育し穂が出た頃に色が変わるのは、古代米独特の穂の色にあります。

下前地区はどうなるのか、興味が湧きます。その頃に訪れてみたいなと思いました。