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       南三陸町歌津・泊浜ヒマワリまつり


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海辺のヒマワリとして観光地になっている南三陸町歌津のヒマワリ畑の様子です。

8月30日の夕方、海辺のヒマワリと題して歌津町のヒマワリ畑の様子が放映されていました。青空と島の見える海、そして一面に咲き誇る傾斜地のヒマワリです。思わず絵になる光景だなと見とれてしまいました。

歌津町の地名をもとにして検索したら、南三陸町歌津「泊浜ヒマワリまつり」会場での様子が判明。早速でしたが、南三陸町まで走りました。現場はR45で気仙沼市を通り過ぎ、歌津町から海岸に入り歌津岬に行く途中の長須賀海水浴場・泊浜漁港の丘陵地にありました。


南三陸町歌津 泊浜ヒマワリまつり・・・

泊浜のヒマワリにつきましては、遊休農地の解消対策と観光地の景観保全のため有志により取り組まれ、その景観がすばらしくヒマワリ岬として新聞等にも取り上げられ、多くの方が観覧に訪れています。

昨年これらの成果を踏まえ、地区をあげての取り組みとするため、契約会や関係団体、関係者の賛同を得て泊浜花の道推進協議会を立ち上げ、面積を2倍以上に拡大して栽培に取り組んできました。

今年は天候により一部ふぞろい場所もありますが、ヒマワリ岬(民宿・静観荘の上・約1ヘクタール10万本)は見ごろを迎えようとしております。つきましては、泊浜ヒマワリまつりを開催しますので、ヒマワリを眺めながら、イベント等で楽しんでいただきたいと思いますので、家族おそろいで泊浜にお越しくださるようご案内いたします。

まつり期間:8月29日から9月15日まで    (※現場で頂いたヒマワリまつり資料から)



入り口の様子・・・

テレビ放映の翌日ですから途切れなく人出があり、車もかなり出て駐車場所がありません。

皆さんが車で現地に入ろうとしますが、狭い道の急坂で停車したら発進が大変です。私も迷っていたら、上から下りてこられた方から「車置くところないよ・・」と教えていただきました。

看板の横が空き地になっていて、皆さんは車をここに置いていました。帰りに気がつきましたが、この場所に資料等が置かれてあると良いなあと思います。
正面の坂を登ってひまわり畑に進みます。
看板に表示されたひまわり畑の安合図。 ひまわり畑案内図より・・・

民宿清観荘案内看板の下に、ひまわり岬全体の案内図が書かれてありました。案内図によると、ひまわり畑は三ヵ所あって一番規模の大きい畑が「海の見えるひまわり畑」となっていました。

現地に初めて訪れた私は、何処にあるのか分からないまま一番奥のひまわり畑まで走ってしまいました。気がついたら道路が細くなり慌てて戻りましたが、どうやら歌津岬に向かう道路のようでした。
可愛い入り口の案内

泊浜ひまわり会場と書かれた大きな看板がありました。どうやらこの看板を見落としたようです。案内看板の後ろに可愛いひまわりの絵があり、「ヒマワリ畑入り口」と書かれてあります。

ここからは一気に急坂を登ります。かんかん照りの暑さと道路からの照り返しで、ちょっと歩いただけで汗が出て息が切れてしまいましたが、息子と二人で黙々とカメラを携えての歩きです。応えましたね・・。



海の見えるひまわり岬・・・

冴え渡る夏空の青。どこまでも輝く紺碧の海、そして、太陽の陽射しをさんさんと浴びた黄色いひまわりを、どうぞごゆっくり楽しんでください。そして、一歩足を伸ばすと、まだまだ魅力がぎっしりとつまった岬めぐりもお楽しみください。

昔はあたり一面麦畑だった泊浜。時代の移り変わりと共に、地域の産業は一年を通して水産業となり、いつしか麦の穂が春夏秋冬、彩っていた岬は、県内一遊休農地の多い地区とされた。

そんな折、この豊かな地をなんとかしなければと立ち上がった地域住民が、多方面の協力を得て20数台のトラクターを持ち寄り、荒れたこの地を耕した。土地を耕すにはまず人の心をまず人の心を耕そう!と動き始めた瞬間だった。

現在では地域の有志が、ボランティアでこの地ひまわりや菜の花・コスモスを植え、訪れる人の心に笑顔の花を咲かせています。ひょっとしたら、今日もこの畑を見に、有志の方がいらしているかもしれません。どうぞ「阿部さあーん」と呼んでみてください。素敵なひまわり話しに花が咲きますよ・・。   製作元 南三陸町ガイドサークル「汐風」

(※現地で頂いた海の見えるひまわり畑・岬巡りマップより)

観覧台に向かう道路から・・・

10分ほど歩いて坂道を登ると、目の前にひまわり畑が見えてきました。観覧台に向かう道路は畑の中央にあり、東西にのびています。

高台にある丘陵地でもあり、かなりの海風が吹いていて気持ちが良いのですが、目の前のヒマワリを撮影するには花が動きすぎます。風の合間を見ての近いところでの撮影になりました。

上に進むにつれて、最初は見えなかった海岸が見えてきました。最初の3コマは、ヒマワリはカメラの方を向いています。花の後ろの方向が南であり海の方向です。

道路から見たヒマワリ 1・・・急坂を上りきると一面のヒマワリが目に入ってきます。
道路から見たヒマワリ 2 道路から見たヒマワリ 3
道路から見たヒマワリ 4・・・奥の方に観覧台が見えています。 しばらく歩くと観覧台に立つ人達が見えてきました。この場所では花がみんな後ろ向きであり、太陽を背にしょっていました。

丘陵地の高いところに足場鋼管で組まれた観覧台がありました。正確な高さは分かりませんが、2m位はあったでしょうか・・。スロープにはコンパネが敷かれ、滑らないように横木が打ち付けられてあります。
観覧台 1 観覧台 2・・・スロープにはコンパネが敷かれてあります。
観覧台設置の許可証です。 なるほどと思ったことは、この畑は個人の所有地であるとともに南三陸金華山国定公園内になります。したがって、仮設であろうとも展望台等の無許可設置は法に触れることになります。やぐらの下にちゃんと許可証が貼られてありました。

観覧台から見た様子・・・

およそ2mほどの観覧台から見る景観は、思わず口から「素晴らしいなあ・・」と出るほどです。

最初の2コマは観覧台から北側を向いて撮影しました。日傘を差した女性が歩いていますが、ヒマワリの背丈と比べると高さがお分かりかと思います。

ここから見たヒマワリもみんな背中を太陽の方に向けています。花が小さい割に花びらが大きいので、ちょっと見に花の正面のように見えています。3コマ目は東側を向いての撮影です。散策用の通路がかなりあります。
観覧台からの展望 1
観覧台からの展望 2 観覧台からの展望 3・・・畑の中には散策路が無数にあります。
観覧台から見た南側の丘陵地です。一面に咲き誇るヒマワリは、眺める皆さんを圧倒します。それと相まって、遠くに見える太平洋と手前の島々、のどかな雰囲気でいつまで見ていても飽きません。

家の付近から歩いている方が見えますが、急坂を上り切ったところからヒマワリ畑が拡がります。下の2コマは偶然ですが中央でほぼつながります。パノラマ的風景と見ることができます。

残念だったことは、晴れてはいたのですが遠くの景色がかすみ、海や島の様子が鮮明には見えなかったことでした。
観覧台からの展望 4・・・ポスターに出てくる風景です。
観覧台からの展望 5・・・ヒマワリ畑と民家、そして広がる海がすごくきれいです。 観覧台からの展望 6

ひまわり畑の側にあったシュロの木です。 観覧台の周辺でヒマワリを撮影し戻ろうとしたときです。道路脇に「シュロ」の木が生えているのを見つけました。私が「シュロ」の木を知ったのは、今から65年以上も前のことでした。

父親の転勤で陸前高田市広田(当時は広田村)に転校したとき、学校の玄関前に大きなシュロの木が生えていました。記憶に残っているのは、シュロの葉の茎(葉柄)が三角で固いものだったということです。

あれで叩かれるとすごく痛いので、欲しかったなあと言う想い出があるからです。
中央に立っている標柱から観覧台に進みます。 中央に立っている標柱から観覧台に進みます。ここには資料が三種類置かれてありました。ヒマワリ写真コンテストの案内や岬巡りマップ、泊浜ヒマワリまつりの資料が置かれてあります。

資料にはヒマワリ切り花提供と書かれてあり、100円程度頂いた方には10本のヒマワリの切り花をしてもらう。はさみの貸し出しと書かれていました。

係の女性がお出でになり、切り取った来たヒマワリを新聞に包んでくるんでおられました。
道路脇の案内板、春には菜の花畑になるようです。 道路脇に立てられた標識と看板が目に入りました。大きな標柱には、「歌津海の菜の花畑」と書かれてあります。春の時期には一面に黄色い菜の花が咲き、そして夏のヒマワリです。

看板には、このひまわり畑は「南三陸町緑豊かで活力のある故郷創造事業」により整備を行いました。平成22年3月泊浜花に道推進協議会・・と書かれてあります。
奥様に手を引かれ坂道を戻られるご夫婦、絵になる光景と思いました。 ヒマワリ畑にある道路です。ここは緩やかな傾斜面で、下るのは楽ですが登ってくるのはちょっと大変でした。

帰りながら景色を見ていたら、私の前を年配のご夫婦が手にヒマワリの包みを持って歩いていました。どうやら男性は奥様に手を引かれているようで、撮影しながらほのぼのとした雰囲気が伝わってきました。

春の時期にはこの地は菜の花畑になるとのことです。一面の菜の花、そして冴え渡る空の色と広がる春の海、来年は菜の花を見に来なくては・・・。